見出し画像

毎日超短話744「幽霊部門」

アカデミー賞に、幽霊部門が新設された。志半ばで亡くなった俳優が、幽霊役で出ることが多くなったからだ。今年の新人幽霊賞は、底抜けに明るい。デビューしちゃった、と俳優になりたかった母が、終始ニコニコしている。夢は死んでも叶えられる。というスピーチは、拍手喝采だった。



一年前の超短話↓


いいなと思ったら応援しよう!