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\マンスリーサポーター100名突破記念/ 私が不登校支援を始めた理由とその想いを伝えさせてください。

\マンスリーサポーター100名突破記念/

みなさん、こんばんは。
NPO法人キーデザイン代表の土橋です。

 

2024年頭にクラウドファンディングを始めてから早8ヶ月。

おかげさまで、不登校の子を持つ保護者向けの、無料LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」の活動も拡大し、今では4,000名を超える全国の登録者がいる窓口となりました。
ご支援、本当にありがとうございました! 

少し前にマンスリーサポーターが100名を突破したので、今回はその記念の投稿となります!

改めて「なぜ代表土橋がこの取り組みを始めたのか」に焦点を当てて、お話したいと思います。 

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 私がこの活動を始めた理由は、大学生の頃にあります。

青森県八戸市に生まれ育った私は、大学進学の際に栃木県へ引っ越し、宇都宮大学農学部へ進学します。

青森県で父方の実家が営む農業のお手伝い

 当時の夢は「新しい技術で農薬を開発して、地球環境問題解決に寄与すること」でした。

小さい頃から父の実家で営む農業に関わっていたこともあり、農業の楽しさや自然の美しさ、またその厳しさも感じていたことで関心を強く持っていました。

ところがその先に待ち受けていたのは、期待していた世界とは異なりました。

 

大学生になり、周りに夢の話をしても「土橋、熱くね?」で会話は終わりました。

友人に大学に入学した理由を聞いても「とりあえずみんな行くみたいだし、親も行けって言うから」「将来安定した仕事に就けたらいいなと思って」という返事が多くありました。

 

私は寂しさを覚えました。
正直寂しさを超えてショックすら感じていました。

その気持ちを抱くようになる理由は、高校生の頃に遡ります。

地元、青森県八戸市の港

  

2011年3月11日、東日本大震災が起きたとき、私は高校2年生。
高校卒業後の進路をどうしようかと考えていた頃でした。

 

そのタイミングで起きた震災。

地震発生後、私は近くの自衛隊基地に避難しました。

家族全員が集合できない瞬間もあり、なんとか平静を保とうとする気持ちがあっても、心臓はバクバク。結果的には家族も無事、身近な友人知人には被害を受けた方はいませんでした。ただその後の春休みが本当に辛かった。

 

毎日報道で見る悲惨な光景。

日々増えていく死者の数。

家族を失った人の声。

今この瞬間をどう生きようか考えねばならない、信じられない生活のあり様。

 

車を10分走らせれば港に出られるような町に住んでいたので、市内でも瓦礫撤去などのボランティア募集はありました。

なぜかちょうど体調を崩してしまっていた私。

 

ボランティアをしたいと思っても、親に止められていました。
ただただテレビで状況を見守るしかない自分。

その人々の悲しみへの共感と、それに対して何もできない自分の無力さに、毎日ひとり号泣していました。

 

「なんで自分はこんなに無力なんだ」

「こんなに幸せな環境にある自分は、なぜテレビを眺めることしかできないんだ」

 

そんな自分への情けなさや怒りに近いものすらありました。
私が将来の道筋を考え始めた時期に、そんな大きな出来事がありました。

 

生きているということ、こうしてご飯を食べられているということ、家族や友人とともに会話をし、笑って生活ができることがどれほどまでに尊いことなのか。

その尊さに気付いてからは、自分の今目の前にある事柄への感謝の気持ちが自然と生まれるようになりました。 

だからこそ、大学もその後の将来も「とりあえず」と考えているその姿勢に共感できなかったのだと思います。

 

「社会を大きく変えよう」

そんな大それた気持ちはありませんでした。

 

でもずっと思っていたのです。

「困っている人の役に立てる自分でありたい」

 

大学受験を考える際に、地球環境問題の解決に貢献したいと思うようになったのはそうした気持ちが背景にあったのだと思います。

大学生になってからも被災地にはボランティアで何度も訪れました。

 

震災から3年が経ったタイミングには、個人的に岩手県のある港町に足を運んだこともありました。

瓦礫撤去がされず、震災、津波の被害を受けた当時のままの町並みで残った光景。

自然と拳に力が入り、海に向かって叫んでいました。

「世の中のくそったれ」

自然と涙が溢れ、しばらく止まりませんでした。

 

それから10年が経ち、今は不登校支援に取り組んでいます。取組む内容は変わっても、当時の思いは変わりません。

 

世の中の不条理への怒りと、自分の非力さへの悔しさが常にあります。
でも当時と違うこともたくさんあります。

 

世の中の不条理さはまだまだ感じていますが、それでも社会はこの手で変えることができるのだと信じることができています。

自分の力が小さいことは痛いくらいに感じていますが、小さくても0ではないことはわかりましたし、そんな私に大勢の方が力を貸してくださり今があります。

1人では小さな一歩でも、100人で踏み出した一歩はとても大きいということを知っています。

 

そんな震災の経験をし、大学生になった私は、このあと大学を休学中退するのですが、それはまた次回の記事で書かせていただきます。

 ご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに🍀

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11月13日追記!
第2弾の記事はこちら↓

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