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ママ先生たち、自分を後回しにしてません?

働くママって、ワンオペでなくてもなんとなく家族に気を使ったりして、気づくと子ども最優先、家族優先、みたいになりますよね。私も高校で専任教諭、そしてオーガニックラーニングの活動もしているとつい自分を見失いそうになることがあります。そんなとき、次男の一言でハッとしました。自分は何のために働いているんだろう。

当たり前を問い直す子どもの一言

いつだったか、休日に部活の引率があった日の前日です。次男がポロッと言ったのです。

「ママ、クラブお休みしたら?」

え、なんだ?どこかに行きたいのかな。何か買って欲しいのかな、いや待てよ、またまた私は約束を忘れていたのか。すると、彼の返事は…

「ううん、せっかくのお休みなんだから満喫したらいいのに。」

休み、満喫、遠い目…

昔ほどではないですが、部活を持っているとどうしても休日に試合があるので引率で家を空けることになります。それがごく当たり前だったけど、そっか、休みって休めばいいんだ!

学校の先生のなり手がなくなる制度

ここで学校の先生ではなく、一般の会社の方はこう思うことでしょう。

「振替休日を申請すればいいのでは?」

本校でも休日出勤をすると、振替休日を申請することができます。これは学校によって制度が全然異なります。ある学校では次の日曜が部活で出勤ならその前の週の間に振り替えないといけなかったり、ある学校では比較的その辺が緩くていつでも振り替えできたり。本校の場合はさておき、一つだけ言えることは、「取りたくても非常に取りにくい状況にある」ということです。

そもそも授業が月曜から土曜まで満遍なく入っているし、担任を持っていれば朝礼と終礼が義務付けられています。授業を変更しようにも習熟度別だったりすると、他の先生のも変更せねばならず、相手が非常勤講師だとそれも不可能です。では、その日は自習にすればいいかというと、横並びのクラスがあるのでそれも厳しい。

かくして、多くの学校では先生たちが振替休日を取れない状況になっています。ちなみに学校によって私立は制度が異なるので、週1日は研究日に設定しているような良心的な学校もあれば、振替休日を出しておいて出勤するのが当然という学校もあります。これでは先生になりたい人がいなくなるのも分かります。そもそも部活ってほぼボランティアですから。

所属する社会集団が少ないほど搾取されがち

私の場合ですが、振替休日はできる限り取るようにしています。取得は上に挙げた理由以外にも難しいことだらけですし、周りも思うところがあるかもしれませんが、労基的に本来は取らないといけないものなのですから。

最近では労働基準監督署の目が厳しくなり、友人の学校でも突然立ち入り検査が入ったそうです。若い先生や、未婚の先生などは特に学校に長くいてもあまり生活に支障が出ない人もいて完全にオーバーワークになっていることがあります。

所属する社会集団が少ないほど搾取されがちです。私も若い頃は夜21時まで部活、23時半に夕食、また6時に起きて学校へ行くのが当たり前でした。それは、学校しか所属する社会集団がなかったからでもあります。今は、自分の家族がいて、オーガニックラーニングがあって、学びたい場がある。学校だけというのは考えられないし、自分がやりたいことを実現するには無理にでも帰らないといけないことが出てきます。

外へ出よう、人に会おう、発信しよう

自分が変化したのは、外に出始めたことがきっかけでした。次男妊娠のすぐ前の2013年、勤務校にiPadが導入されました。生徒が全員デバイスを持ったこともあって、授業や学級運営を手放して極力生徒に託しました。部活についてはいろいろ考え方があると思うので伏せます。

iPadは私の生活も変えました。行動範囲も。Facebookやアメブロで発信するようになって、信じられないスピードで変化が起き始めたのです。当時のビデオです。↓若い!笑

オンラインでもいいんです。発信することで、「自分はここにいるよ!」と知ってもらえます。江藤のオンラインセミナーに来られる方もそんなわけでどんどん変化しています。

で、何が言いたいかというと、、、休みましょう!自分を大事にしましょう。属する社会集団を増やしましょう。

オーガニックラーニングでも年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。

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江藤 由布(ゆう)
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