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今日のチリツモ研修で伝えたかったこと

学校って何をするところでしょうか。欧米では、スポーツは地元のクラブチーム、道徳は教会、学校は勉強中心だとよく言われます。そこで、今日は現任校のチリツモ研修で聞いてみることにしました。

チリツモ研修とは

学校では、研修の日程を組むことが非常に困難です。ところが、今年はICT活用推進を進める部署の配属になってしまいました。予定がパンパンで研修の日程が組めない。Canva Cafeをしたとしても、勇者しか来ない。

かといってワンオンワンでやる時間もない。ということで、今年は教職員が一堂に会する会議で少し時間をいただいてICT活用のきっかけ作りをすることにしました。題して、「3ミニッツ研修」。年間を通してやれば1時間くらいになる、かもしれません。笑

Mentimeterでできること

今回使ったのはMentimeterです。学校で特に推進しているアプリではないのですが、ログインなしで誰でもできることと、書いたものがワードクラウドにでき、共創感が面白いからです。

教育利用についての記事を見つけました。授業で、保護者相手に、入試広報で、いろんな使い方ができますね。

ワードクラウドを見てみると

先生たちに聞いてみました。「高校時代の生活で一番鮮やかに覚えていることはなんですか?」すると、こんなワードクラウドができました。圧倒的に部活動です。もちろん部活は大事です。我が子も部活なしでは学校へ行けなかったくらいです。でも、やはり違和感はあります。

これは、500人いや1000人以上の先生方に聞いてきたことですが、ある要素が常に欠けています。これを選ぶ人が極端に少ないのです。その答えとは…

「授業」です。

今のところ2人です。一人はイギリス人の先生。Literatureの授業だそうです。もう一人は千里国際出身の先生でした。火星探索に関するプロジェクトのおかげで、その後JAXAへ行った時知識の深さに驚かれたとか。

実は本校でもお一人おられました。「普段の授業」と答えた方が。とっても喜ばしいことです。誰だろうなあ〜

先生はスーパーサイヤ人だから…

これは何を表しているのでしょうか。考えてみてください。授業が印象に残っていない人が先生になれているんです。それってすごいことではないですか?スーパーサイヤ人並みです。私自身も、高校時代勉強しましたが授業のことはほぼ覚えていません。先生が言ったどうでもいいことくらいです。例えば高校3年の時、地理の先生がおっしゃられた「俳句の句会に来ませんか?」素晴らしい取り組みだけど受験生はちょっと、むりー!

そんな程度の授業でも先生になれたし、しかもわざわざ戻ってきているんです。スーパーサイヤ人並みです。(二度目w)

授業はよほど気をつけないと、自分に似たような特性の生徒しか相手にしていない可能性があります。だから、授業デザインは十分注意しないといけないのです。注意深く、見取らないといけないのです。

さいごに

よく、生徒ができないからとか勉強しないからという言葉を聞きます。確かにそういう例もあるかもしれません。ただ、もしかすると授業デザイン次第で生徒は変わるかもしれない。そのためにICT活用はとても重要です。様々な認知特性への対応や、文字の見やすさ、コラボレーションの促進など、できることはたくさんあります。

Mentimeterでインタラクションを取り始めた瞬間に目を覚ました先生もおられました。メリットはたくさんあります。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。




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