わたしが授業作りに一番時間をかけるポイント
私立の高校にいると、授業案ってあんまりしっかり作る人が少ないんです。そもそも小学校と違って誰も見ないですしね。わたしだけかもしれませんが、授業案って5年くらい前までほとんど書いたことがありませんでした。
授業そのものは結構出たとこ勝負
Don't get me wrong. 教材とかプリントは一から作るんです。でも、授業って場の雰囲気をしっかりと見取って返していくことが最重要だと思っています。だから、思った通りでなくてもOK、全部できなくてもOK、なんなら生徒もそれでOK。生徒によくかける言葉は
Don't worry if you're not finished.
終わってなくても気にしないで。
だったりします。それよりも、大事なことがあります。
一番時間をかけるのは○○
わたしが一番大事だと思うのは、生徒の現状をしっかりと分析すること。もちろん模試成績も大事ですが、彼彼女たちがどんな気持ちで授業に向かっているのか、何ができて何につまづいているのか、どんな傾向があるのか、その単元のテーマについてどの程度知識興味があるのか、わかる範囲で全て書き出します。
これはかつて書いたものですが、とにかく2)がとても大事。できるだけ決め付けないように気をつけながら、生徒の言動から推測して書きます。全員がもちろん同じ状態ではないので特定の数名を思い浮かべていることが多いです。全くぼんやりと全体を捉えるのではなく、この辺りを明確にしておくのがポイント。
一番最後にすることは?
最初にしがちなのですが、実際の授業をどう進めるかは最後に考えます。当たり前かもしれませんが、意外と焦るあまりここを先にやろうとする人がわたしの周りでは多いです。
経験豊かな先生ならわかるでしょと言われそうですよね。でも、25年以上やってきた自分でも、書き出してみることはとても効果があります。そもそも人間の頭って書き出すことで考える余裕が出ると言われているくらいです。ブログを自分が書いているのもそのためです。ブログは人のためならず、かもしれません。
さいごに
今考えている授業案を明日少しご紹介します。久しぶりに同僚とちゃんと考えてみようと話しています。1、2学期はそこまで時間を割くことができなかったので、自転車操業になることが多かったので、3学期はしっかりこの連休中に準備を進めたいと思います。
そして、翌日書きました↓
オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。