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漬物 お新香 お香香

これらの違いって、何でしょう?
自分的には、お香香(おこうこう)と呼ぶのが好きです。

ちょっと調べたら(ググっただけですが)、
お新香も、お香香も、お漬物の仲間で、浅漬を指すそうです。
昔は「香」は、味噌を現していたそうで、いわゆる味噌漬けですね。それがぬか漬けになり、たくあんを指すようになって、現在は幅広く漬物と呼んでいます。
漬物は、沢山取れた野菜や、魚、肉類を保存するための防腐貯蔵、飢饉に備えた備蓄のために発達したそうです。
食べ物の知恵から生まれたんですね。
韓国に行った時、韓国は冬場に野菜が取れないためキムチが発達したと聞きました。
日本でも寒い地域は、野沢菜漬けや、白菜漬け、たくあん、いぶりがっこを、雪の季節が来る前に備蓄します。それらは、浅漬けではないので、お新香、お香香とは呼ばず、お漬物な気がします。でも、香のものと考えれば、やっぱり、お新香、お香香と呼んでも良い気がしています。

冬場、長く漬け過ぎすぎて、酸っぱくなり出したものを古漬けと、呼んでいます。私は古漬けも結構好きで、キムチの古漬けに牛肉や豚肉を入れてスープにしたり、白菜の古漬けやたくあんの古漬けを、白和えにしたり、納豆に入れたりするのが好きです。
トコトン、食べ尽くす気、満々ですね。


ぬか漬けです。
どうして、お香香と呼ぶのが好きかというと、ぬかが落ち着いたぬか漬けは、甘い香りがして、香りの食べ物だな〜と、いつも思うからです。

写真の野菜は
ズッキーニと二十日大根のぬか漬けです。
ズッキーニのぬか漬けを作ると、夏が来たな…と、毎年思います。
今年は、季節がいつもより早くて、こんなに早くズッキーニのぬか漬けを作ったことはありません。…5月なのに夏とは、変な感じです。

ズッキーニのぬか漬け?…と、思われる方もいらっしゃると思います。
ズッキーニと言えばイタリアン。
ところが、ズッキーニは漬物にするのが美味しいのです。
私はぬか漬けにしていますが、麺つゆで浅漬けでも美味しいのでオススメです。

チョット裏技なのですが、
キュウリを、ぬかの塩は少なめにして、ちょっと長めに2〜4日漬けると、ぬか漬けのピクルスが出来ます。私はこのピクルスでサンドイッチを作っています。
お酢のピクルスより酸味が優しくて、香りも良いし、チーズとの相性が良いのです。 近くに住んでる方がいたら、是非食べさせたいくらいオススメ。

ぬか漬けなんて面倒くさいって、思われるかもしれませんが、あと一品足りないという時には、とても重宝しますよ。
それに、最近のものは冷蔵庫で保存しながら漬けるので、毎日かき混ぜなくても大丈夫です。
上澄みに白い幕が貼ってもかき混ぜれば大丈夫。ただ、白ではなく、黒や青かったら、カビの発生なのでもう捨てるしかありません。

さて、それ以前に、最近の方はお漬物を食べるのでしょうか?

浅漬けのもとなどの本当に浅漬けは違いますが、ぬか漬けや味噌漬け、麹漬は発酵食品で腸を整えてくれます。
ヨーグルトなども発酵食品で腸を整えると言いますが、長く腸に留まってはくれません。
腸は第二の脳と言われていて、色々なことをコントロールしています。腸に優しくすることは、自分に優しくすることかもしれません。
ちょっと、丁寧に生きてもいいのかな?と、思います。

自分がぬかをかき回していると、なんとも言えない穏やかな気持ちになっているので、つい、押し付けてしまっていたら、
スミマセン。



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