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早朝の桜とsunny day


一部開花。

それは、
「行かなくちゃね。」
の、合図。

今朝は5:30に起きて、
7:51に入場しました。

朝寝坊の私も、
この時ばかりは早起き出来るのです。


入場ゲートと出店を過ぎて
さあ いよいよ

早いので、
殆ど人がいません。


途中にある
個人の方のお庭


三春の所以である、
梅、桃、桜、レンギョウ、水仙が咲いています。


観光客用に植えられたお花たち


さぁ、
いよいよ。
ちょっとだけ姿が覗いています。



ジャーン‼︎

今年の滝桜。
例年より、ピンクが濃い感じ。

菜の花と、滝桜。
滝桜は、
エドヒガン系紅枝垂れ桜。
日本三大桜の一つで、
樹齢は推定1000年。
大正11年に
国の天然記念物に指定されています。

1000年前は何時代かと言うと、
平安時代後期。
藤原道長全盛期で、
清少納言の「徒然草」や、
紫式部の「源氏物語」など、
女流作家が活躍した時代です。

そんな雅な時代から、
戦乱の世を経て、
田村義顕が三春城を築城し、伊達氏、蒲生氏、加藤氏、松下氏と城主が変わり、最後に秋田氏が幕末まで三春藩主を務め、その後、明治、大正、昭和、平成、令和と、時代の移り変わりをジッと静かに見守って来たのですね。

ちなみに、
今から450年前、
三春城に誕生した愛姫(めごひめ)は、
正室として伊達政宗に嫁ぎました。
きっと愛姫も、
滝桜を見ていたにちがいありません。

時代はどんどん変わっても、
花が咲くと、
みんなが笑顔で集まっていただろうと思われます。

…あなたの人を笑顔にするパワーはすごい。


では、
滝桜をグルッと一周してみましょう。


南側の階段を登ります。
幹の太さと、
四方に伸びる枝ぶりが圧巻。

台風で枝が折れてしまった事があり、
しっかり地元の方達が、
枝が折れないよう
お手入れされています。


西側の高台から。


西側の奥には、
ソメイヨシノの桜が並んでいます。
ソメイヨシノはまだ咲いていません。

さらに、この階段を登りましょう。


光が入り込んだけど、
太陽ではありません。

高台から滝桜を見下ろします。
画像だと平面ですが、
谷を見下ろす感じで
開放感いっぱいです。


ソメイヨシノの幹の後ろに
滝桜。


高台の奥にあるソメイヨシノ。


高台にあるお寺側の桜は
ソメイヨシノではない様で、
ピンクの強いエドヒガン?
…カナ?

北側の道を降ります。


朽ちた木の根元が
やはり土に帰っています。

本当に、
あなたたちは素晴らしい。


ヒメオドリコ草の群れ。
傘を被って踊る様なので、
踊り子草…だそうです。


小さく滝桜。

三春の町は谷が多く、
凄く情緒があります。


あまつ風
雲の通地 
吹き閉じよ
乙女の姿
しばしとどめん

↑この状況は、
谷、ですよね。


さっきまで歩いていた
ソメイヨシノを振り返ります。

はぁ〜。
いい天気。

こちらも咲き揃うと
雪の様な桜が綺麗。



北側からの滝桜。
一周する間に花が進んだ様な?
ピンクが強くなっています。



滝桜の真下へ。

見る角度で、
姿がどんどん変わります。

…今年も来たよ。
 ありがとう。


コレだけでも綺麗。

…菜の花、食べたいな。

ペンペン草の群れ。

…ペンペン草も食べられる?



どうも、
一周したらお腹が空いた様です😅




滝桜を見ると、
どうしても感謝せずにはいられません。

あの日、
次々に訪れる暗いニュースに、
誰もがもう二度と
明るい日がやって来ると思う事が出来なかった。

でも、ちゃんと滝桜が咲くと、
天の扉が開いた様に、
誰もが笑顔になった。
勿論、私も。

当たり前の様に咲いてくれた事が、
本当に嬉しかったし、
この世に当たり前なんてない事に
気付いた。
その、当たり前の凄さ。

あの時、
大阪から来ていた警察官の方も
忘れられない。
「綺麗ですね。」
と、桜を一緒に眺め、
自分達は見放されてはいないんだと感じた。
ここに来たのは仕事のためだろう。
それでも、他県の方が笑顔で訪れて、
笑顔で話してくれたのが、
本当に嬉しかった。
あの時のお巡りさん。
ありがとう。

その時、
ありがたいと言う、
言葉の意味を知った。

絶望を知らずに、
ありがたいの意味は
知り得ない。

ここに来ると、
感謝せずには、
いられなくなる。
それとセットで、
幸せを感じる。

…はぁ〜。
しあわせ✨✨✨

今年も咲いてくれて、
ありがとう。


そう思うと、
1000年がとてつもなく
沢山の物語を内包している事に
気付きます。

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