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絵本の記録【2023/1月】
今回、最高に心に刺さった作品は『にじいろのさかな』でした。
キレイな鱗を持つ魚が、お友達の仲間へ入れて貰う為に行った事は、人間の世界でも言えることで、どんなに美しくても誰にも見向きもされなかったら、その美しさは価値のないものとなってしまう、悲しみにくれる魚の気持ちを描いています。
自分の大切な物を与える事で、共有の喜びを知ることが出来た魚は、新しい幸せの形を知ることとなりました。
『たまごにいちゃんとたまごねえちゃん』
大人になった2人の子どもを描いています。
親は我が子の姿を見て、自分の子ども時代を重ね合わせてしまうものだと、痛感してしまう物語です。
親が子どもに自らの子ども時代の話をしてあげる事は、きっと子どもにとって親を見上げるだけの存在にせず、弱さやダメな所も認めて、相談しやすい存在へと変えてくれるきっかけとなるかもしれないと思いました。
『どんぐりむらのだいくさん』
純粋にこんな大工さんが身近に居てくれたら良いなぁと思ってしまうお話でした。
そして、こんな家があったら、子育てしている人達は、大変助かるだろうなぁと染々思います。
知らない人でも同じ地域に住む人が子どもを見てくれたりしてくれた昭和な感じが安心します。
今のご時世から見ると、理想的なシェアハウスで羨ましくなりました。
『いちねんずかん』
あまがえる先生が虫や植物を詳しく教えてくれています。ずかんと言うだけあってかなり本格的に説明されていて、とても見やすいです。
息子と2人でキノコ🍄の説明を読みながら、名前の由来が似ているものからきている事や、食べれるキノコや毒のあるキノコを学べました。
『えんにち奇想天外』
四字熟語の勉強が出来る絵本です。
縁日に来て、色々楽しんだけれど何かを忘れてきてしまったおじいちゃんと子ども達。
最後の結末が、それはないよーという感じでした。
『だいぶつさま、おまつりですよ』
妖怪が大好きな息子が喜ぶと思って借りてきた絵本でしたが、反応はいまひとつでした。
しかし、こんなにも観音様に種類があるとは、驚きです。1つ1つ違いがあって、興味がある方なら、大人でも楽しめる絵本かと思います。
以上が今回借りてきた絵本で印象に残っている作品です。
息子は一人で一生懸命『まほうのじゅうたん』を読んでいました。わんぱく団シリーズもこれで制覇した模様です。
私としては、息子と一緒に読んでお話を共有する楽しみが減ってしまい、残念な気持ちもありますが、一人で読めるようになったという事は、著しい成長なので喜ばなければいけないですね。
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