何を心に刻んで生きようか?そのヒントをくれたドラマ
2023年1月期のドラマで一番の傑作は『ブラッシュアップライフ』だった。
まだ、終わっていないけれど、最終回を観なくとも、一番面白かったドラマだ。
バカリズムさんの繰り広げる、コント的なテンポの良い会話にクスリッとなりながら、お仕事の細かな描写が勉強にもなり、昔懐かしの昭和の世界観にも浸れる、見所盛り沢山なお腹いっぱいになれるドラマだ。
何よりストーリーが面白い。
人の人生がどうなるのか?そこに没頭出来て主人公の安藤サクラさんが醸し出す、坦々とした中にコミカルさが混ざりあう演技が、バカリズムさんの世界観とピッタリ合わさっている。
何度も繰り返す人生に登場する幼少期の子役さん達の演技も独特な味わいが印象的で、何度繰り返し見ても飽きがこない。
水川あさみさんの謎が解明された辺りから、コミカルだったドラマの雰囲気が一変して、ミッションクリアの危機感に息を飲む展開となっていく。
来世も人間になるために頑張って生きるのか?
はたまた、人を幸せにするために頑張って生きるのか?
何を心に刻んで生きているかで、充実度や幸福度に変化が生じるのだと感じた。
子どもが生まれて育てている生活をしていると、自分の為にしている事の幸せ度が低くなっていくのを感じる。
子どもの事を思って何かしている時の方が、格段に幸福度が上がるし、なんか高揚ホルモンが出てくる。
誰かを幸せにしたい❗️と思って生きている方が自分も幸福を感じられるのだろう。
己の辛さより、人の幸福を考えている方が、人生はよっぽど幸せで意味のあるものになるだろう。
こんなことを感じさせてくれたバカリズムさんの脚本は素晴らしい。
私は私の感じたことを、記すしか出来ないが、心を込めて、
楽しいワクワク時間をありがとうぉ~❗️と伝えたい。
自分の頭の中の世界を形にして表現し、人に爪痕を残せる脚本家の人達は、尊敬でしかない。
『拾われた男』を描いた俳優の松尾 諭さんも素敵だったし、やっぱりドラマは面白いな。
ドラマや映画が最高傑作になるには、脚本家のセンス×俳優さんのマッチング+演技力+カメラワーク(背景描写)だと勝手に思っている今日この頃。
『ブラッシュアップ』来週、楽しみでスキップしてしまいそう❗️
深夜の『架空OL日記』の時からバカリズムさんの頭の中では色々な世界が繰り広げられていたのだろうなぁ。