嫌いと好きが混じり合う休日
年末の予定が根底から覆った。
夫の実家へ行く予定が、両親が入っている施設でコロナ陽性者が出て、見送りとなった。
これには、安堵のため息しか漏れてこない。
予定では、九州から息子と2人で飛行機に乗って帰ってくる事となっていたので、そのプレッシャーから解放され、思わず神様にありがとう、と感謝した。
まあ、結果として夫と5日も休みを共にするという、長く息が詰まる冬休みの幕開けとなった。
ここ3年間程、夫と共に年末を過ごす事がなかったので、今年は良かったという反面、ゆっくり出来ないなぁという思いも半分ある。
血が繋がっている息子は、一緒にいて疲れる存在ではないが、血の繋がりのないあかの他人の夫は、心休まる存在にはならないのだと悟った。
感謝はしているが、出来れば同じ空気を吸いたくはない。
自分でも、全く不可解な感情だ。
夫へ向けられていた愛情は、根こそぎ息子へと風向きを変えて、その風向きが今のところ変わる気配はない。
幸せな家族の形を壊す勇気もなく、ただただ嫌だという思いに蓋をする毎日。
夫が居ることで、息子は幸せを感じている。
その幸せを奪うことなど、私には出来やしないのだ。
長い休日は、まだ始まったばかりだ。
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