この世で一番哀しい恋ってなんだと思う?
複雑な恋模様はいろいろ、結構わりとあるものだけど、自分も当事者になってみて思うのは、ここ最近はなかでもひとりで子どもを育てている人の恋はどうしても、どう見ようとも複雑で、やはり悲哀あるものになるような気がしている。しかもその相手が年下なら、なおさら。
なぜなら、そもそもひとり親として生きている以上、自分と相手の人生だけでなく、どこかで必ず子どもの人生も織り交ぜる必要があって、かつ相手が年下だとどうしても人生経験的なものの差により言葉を尽くして説明しないと取り返しのつかないすれ違いに直結するような事項が多くなり、
そうなってくると、よほど互いが精神的にも身体的にも思考回路も健全で、かつ何があっても「だがしかし私は双方の人生を併せ続けていくぞ」という気概と、「あった」ことを勝手に「なかった」ことにしない誠実さを持ち合わせていないと、次第に一緒にいることがつらくなってくると思うから。そして、その状態を維持することって、すごく難しいことだから。
それこそ最近は憂うつに恋をするのもしんどいので、必然的に答えは1つになってくる。もちろん、なにせ常に隙間なくタスクのある日常をこなす日々で、この上恋をしていられるほどそんなに体力も気力もないというのが実情なのだけど。
そう、だからこそ、今純粋に恋愛を楽しんでいるような人が清々しくみえるし、人生の中のそういう時間って、若葉みたいに瑞々しくて、尊いことだなあと思う。そして、そんな人々が今この星で暮らしているという事実が、なんだか妙に健気で、愛おしいような気持ちになるんですよね。
我が息子にもそんな時がいつか訪れたら、どうか人生を台なしにしない範囲で楽しんでおくれ.. あるいは一度台なしになったとしてもそれをいつかプラスに変えるだけの生きる力を身につけておくれ.. というあくまで現実的な心持ちで、そっと応援したいと思っている。
ありがとうございます!