【内的家族システムIFS】カウンセリング6回目
今回も濃かった。想像もしてない記憶と記憶が繋がるのがすごい。
先日、テナントの内見で襲われた恐怖感。その日の夜は眠れず、翌日に神社へ行ったり仕事と全く違うことをして過ごしてるうちに不安感は徐々に薄れていった。昨夜は朝まで眠れたし回復してる感あり。
それでも人に話すことでまた感情に飲み込まれる可能性があったので、一連の出来事をリスト化してカウンセリングを受けた。
IFSカウンセリング6回目
セラピストの誘導で、当日の自分に入っていく。そして不安を感じてるパーツに話しかけると「それはやりたいことじゃない、騙されないで」と切実に訴えられた。すぐそばに怒ってるパーツもいて「どうして人に話すんだ」と怒鳴られてしまった。この子達に少し脇によけてもらうと、また別のパーツが出てきた。
他人に追い込まれるような不安感
出てきたパーツは結婚直前の私。すごく悲しそうだ。ここで思い出した、あぁ、これだ、同じ不安だ、テナント内見で感じた圧倒的な恐怖感。Yちゃんとの苦い思い出が原因ではなかったと、ここで確信した。
結婚前に義父の異常さには気づいていた。この結婚はまずいことになるのではないか、止めた方がいいのではないか、日々大きくなる不安感と相反して結婚話はどんどん進んでいく。夫とは社内恋愛だったので上司にも同僚にも報告済み。両家の顔合わせも終わり、自分とは関係ないところで、乗っている船が見えない力で陸から離れ、対岸へ押し流されるような感覚だった。
この不安が確信になった時にはもう遅かった。義家族との異常な関係性が始まり、私がやりたいことをやるには義父に謝らないといけない、という人生が始まっていた。最初に出てきた「どうして人に話すのか」と怒っていたパーツの意図がわかる。私が思いを口にすれば、否定され失敗するよう足を掬われ謝罪を求められた。
逃げ出したかった。どこか遠くへ。自分で考えて自分が行きたいと思える場所へ。義父に無抵抗な夫への愛情がなくなり、子供を持つことは諦め、人生に期待することがなくなった。薄っすらと希死念慮が現れ始めたのもこの頃だった。
もう大丈夫だと思っていた過去
義家族との関係は10年ほど続いたが、ここ5年は完全に断絶している。夫との信頼関係も回復した。もう2度と義家族と罪悪感から関わることはないし、もう1度煩わされることがあれば、夫にどれだけ抵抗されようが離婚しようと決めている。完全に決意してからは、義家族のことは過去の出来事にできたと思っていたし、自分の人生に影響を与える存在ではないと思っていた。だからこそ、パーツワークで出てきた時は驚いた。傷ついた当時の私は、まだあの時の年齢のまま私の中に居たのだ。そして「ここから動くつもりはない、今のあなたもハリボテの人生だもの」と言った。
ハリボテの人生
やりたいことより、やれることをやってきた私の人生。パーツは全部わかってるんだ、と感動すらした。最初に出てきた「それはあなたのやりたいことではない、騙されないで」といったパーツの意味がわかる。私がまた違う方向に舵を切ろうとしてるのを圧倒的な不安感に襲わせることで、止めてくれていたのだ。
全てのパーツが繋がり、それぞれの意図がわかった時、胸から蒸気が上がるような感覚があった。
やりたいことよりやれることを選んでしまうパーツに関しては、少しアクセスしてタイムアウト。やはり吝嗇家だった父の存在を気にしていたので、もう亡くなったことを伝えたら、びっくりし黙り込んでしまった。彼女とは引き続き、セルフワークで対話して見ようと思う。
無事お焚き上げ
久々に解離症状まで引き起こした不安感だったが、おかげで視界が明るくなった。テナント契約は先延ばしにし、少し様子を見ることにした。やはり私は焦りすぎている。人生を充実させようと、自分の選択は間違ってなかったと思えるような成功を、無意識に強く求めてることがよくわかった。
ハリボテの人生か〜
いつの日か、あの日のまま止まってる私をお迎えできたらいいな、と思う。
6回目おしまい!