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最後の松明を消して見えてきた灯、近所のカフェとビーズの思い出
パラレルワールド
今年近所にオープンしたカフェへ久々に足を運びました。オープン直後に応援の気持ちで夫と食事して以来、半年ぶり?かな。びっくりするほど落ち着いた空間になり、客層もカフェに合ったお客さんに、テーブルの配置やメニューも改善され、とても心地よい時間を過ごせました。
半年でこんなにお店が出来上がるなんて、すごい〜!!と自分のことのように嬉しく思いました。
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奇しくも自分の事務所内見で、契約時に背負うものの大きさを実感したばかりだったので、オーナーさんへの敬意の気持ちが100倍、いやそれ以上。
あの日の内見の後、メンタルが急降下しカウンセリングまで早めたので、勇足すぎた、またやらかした…と反省してたのですが、あの直前の経験がなければここまで感動できなかったと思います。
目の前の現実は変わらないのに、自分の意識でこうも受け取り方が変わるのか、痛みは悪い事ばかりじゃないんだな、とあの時の自分の行動をようやく前向きに捉えられました。感謝。
張り裂けそうだった時に亡くした言葉を
いつだってあなたは探し出してくれた
傷は全部自分で背負う必要なんてなくて、世界が癒してくれること。
またコーヒー飲みにいこっと。
最後の松明の灯を消す
12月になり、確定申告に必要な事務処理をそろりそろりと始めました。
当たり前ですが事業を畳んでたので、ほとんど入力するようなことなし!自分の潔さに笑ってしまいました。いや〜よくここまで耐えたな、と。
大きな助けになったのは、老後用に積み立ていた株でした。働いてる時はほぼ放置で毎月自動積立してただけですが、ありがたいことに毎月余剰金を生んでくれ、ただ減っていくだけの貯蓄をカバーしてくれてました。まさかのまさか。
思い出したのが、昔読んだ河合隼雄さんの本。
「真っ暗な海辺で迷子になってしまった。灯は手に持った松明の灯だけ。こんな時は松明の灯を消すと良い。漆黒の闇に襲われた後、次第に目がその闇になれ、遠くにある町の灯が見えるようになる。」
うろ覚え&要約ですが、そんな話でした。
この最後の砦に思える「松明の灯は他人から受け取ったものであることが多い」とも書かれてて当時は「ふ〜ん…」くらいにしか思いませんでしたが、どん底に落ちた時に最後の松明を手放す勇気よ。
これ以上の闇に耐えられるのだろうか、もし灯りが見えなかったら?
私が最後の最後まで握りしめてた仕事がまさにこの「他人から受け取った松明」でした。これさえ握ってたら生活費はどうにかなる、みたいな仕事。それすら手放したら、もう生きてる意味ない、とまで当時は思ってたけど、普通に手放した今も生きれてます。
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思い出すと恥ずかしい位当時の私は、現実を見失ってました。
目の前のぬかるみは、私に「今あるもの」に気づかせるためにあったんだな、と。老後のための資産だって使ってこその資産なのに。
欲しいもの、ではないかもしれないけど、必要なものは全部用意されてると、ようやく気づきました。
手を放す、軽くなる、満ちていく
自分が大好きだったこと
自分を大切にするためのワークに「子どもの頃、夢中になれたことを思い出す」というのがありました。
間違いなくビーズ!!!
子供の頃は、手先を使った細かい作業が大好きで、夏休みの宿題も自由工作だけは楽しみでした。もう30年近く触ってないと思います。久々にビーズを購入して何か作ってみようかな。
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そんなことを考えながら歩いてたら素敵なリースと出会いました。生花なので良い匂い。玄関に飾ろうと思います。
昨年は考えれなかった幸せが少しずつ生活に増えてること、しっかり味わいます。
おしまい!