腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、高齢化社会に入り日常的にみられる疾患です。今回は、腰部脊柱管狭窄症をテーマにnote作成いたします。
脊柱管狭窄症とは?
腰椎部の脊柱管や椎間孔と言う部位の狭小化により、神経組織の障害あるいは血流の障害が生じ、症状を呈すると考えられています。
脊柱管狭窄症の特徴
①背筋を伸ばして立っていたり、歩いたりすると痛みやしびれが出る
②長い距離を続けて歩くことができない
③休憩をするとまた歩けるようになる
④腰の痛みはあまり強くない
⑤安静にしている時は症状がない
⑥前かがみで症状が軽減する
⑦自転車を使うと症状がないなど
脊柱管狭窄症の診断基準
腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021より
①殿部から下肢の疼痛やしびれを有する
②殿部から下肢の症状は、立位や歩行の持続によって出現あるいは増悪し、前屈や座位保持で軽減する
③腰痛の有無は問わない
④臨床所見を説明できるMRIなどの画像で狭窄症所見が存在する
脊柱管狭窄症の保存治療
①薬物治療
②ブロック療法
③コルセット
④物理療法
⑤運動療法
脊柱管狭窄症の手術治療
保存治療無効例に対して手術治療が検討される
当院の施術内容
当院では、脊柱管狭窄症であってもマッケンジー法で評価を行います。まずは安全性を評価し、姿勢やエクササイズに反応があるかどうかを調べます。姿勢やエクササイズに良い反応がある場合は、セルフマネジメントに活用します。また、ご希望に合わせて鍼灸マッサージも行なっています。その他に電気治療、超音波療法などを症状に合わせて行います。脊柱管狭窄症の予防に運動療法は重要となります。適切にカラダを動かして症状の改善と予防につなげていきます。
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