テストは大切な人たちへの感謝の手紙

みなさんこんにちは！

学生のみなさんは、嫌いなものって何ですか？
また、大人の皆さん。学生時代嫌いだったものって何ですか？

、、なるほど。テストですね。笑

実は先週、私の学校では期末テストが行われました。

テスト期間は、プレッシャーでストレスも溜まります。
私もかなりイライラしていました。笑

しかも、今回のテストはいつも以上にプレッシャーのかかるテストだったんです。

基本的に一学期間で中間テストと期末テストの二回に分けてテストを行い、そこから成績を決めます。

でも、三学期は短いので期末テストの一発勝負。
「このテストは一、二学期以上に成績に大きく影響するからね。」
と先生にもしっかり圧をかけられていました。笑

絶対ミスはできない。

そう思い、テスト期間は自分にあえてストレスをかけながら勉強をしていました。

そして、テスト当日。
しっかり準備はしてきた。はずなんですけど、心の準備が全く出来ていませんでした。

やってきた分、すごく緊張してしまいました。

「一問でもミスしたら死ぬ。」くらいな緊張感でやった結果、見事に出来ませんでした。笑

数学のテスト中、頭が混乱してしまってやったはずの問題も解けませんでした。

正直、めっちゃ悔しかったです。

で、結構落ち込んだんですけど、まだ四分の一しかテストは終わってないわけで。

この失敗をどうにかして明日からのテストに生かしたいと思いました。

どうして、あんなに緊張してしまうのか、何がいけなかったのかを考えていた時にハッとしました。

自分に矢印が向きすぎていたんだと。

良い成績を取りたい。
褒められたい。認めてもらいたい。

でも、本当にそうなのか。
自分はテストを通して何を得たいのか。
落ち着いて考えた時に出てきたことは、全て誰かに対する感謝の気持ちでした。

家族に自分は大丈夫だということを知ってもらって安心させたい、喜ばせたい。
友達に勇気を与えたい。
お世話になった先生たちに感謝を伝えたい。

テストを大切な人たちへの感謝の手紙だと思って書こう。

そう思いました。

そして、テスト二日目。

昨日までは、テスト直前まで教科書を読み直してできないところ探しばかりをしていました。

でも二日目は、何も見ませんでした。
その代わり、空いた時間で今まで支えてきてくれた人たちを思い浮かべて心の中で感謝を伝えました。

解いている最中も、「ありがとう。」と心の中で言いながら問題を解きました。
まるで誰かに手紙を書くように。

すると自然と心が落ち着いて、今までの勉強の成果を出しきる事ができました。

何かを成し遂げたい時、人はつい私欲に囚われてしまいます。

例えば部活の試合で。
「絶対に勝ちたい。」そう強く思っているのに、いつも緊張して練習の成果が発揮できない。
そんな生徒を多く見かけます。私もそうでした。笑

なぜ勝てないのか。きっとその子たちは忘れてしまっているからです。
自分が今日、ここまでくるのに一体どれだけの人の支えがあったのかを。

疲れた時に美味しいご飯を作ってくれた母。
遠くまで送迎をしてくれた父。
遅くまで練習に付き合ってくれた顧問の先生。

私たちは多くの人の支えで今、ここにいます。

あなたの今の願望は本当にそれですか？


近すぎて見えていないだけかもしれません。
一歩下がってみてください。
その時に見える、私欲の先にある他者への感謝の心が、与える姿勢があなたの本当の願望です。

矢印を相手に向けて。

生きているとつい、当たり前と感じてしまいますが、今自分たちがこうして普通に生きられていること、とても幸せだと思いませんか？

当たり前は奇跡です。

何気ない日々に、多くの人に、感謝する心を忘れずに生活していきましょう！