いまを感じること
誰かの成功例、誰かの価値観、前例のあるもの。
「いま」のようすを見ず、においも嗅ぎ取らず、
答え合わせみたいなことばかりしていたら、
新しいものや自分だけのものは生み出せない。
過程なんかどうでも良くて、インチキしてでも
効率よくゲーム(目標)をクリアさえすれば満足。
何もかもそんなやり方していたら、
気付いたときにはカラッポの人間になっている。
正当な努力をしないと見えない景色があるし、
遠回りしたり、じっくり時間をかけたから
手に入るものもある。
過去の模範解答では不正解になるものでも、
「いま」ならうまくいくものがあるかもしれない。
時代は、社会は、川の流れのように動いていくもので、
自分は同じ場所にとどまっているつもりでも、
実はもう流されてかなり移動しているのだ。
世の中は動いていて、そのスピードに追いつけず、
いまは一般化していないものでも必要とされるものがたくさんある。
システムもそう。「学校の常識」とかね。
だから若い人たちには前例主義・コピペ主義の大人が言う、
色あせた価値観や本当は不確かな正解なんかよりも
自分の嗅覚で「いま」を感じ取ることを大切にしてほしい。
もちろんそれは大間違いってこともある。
でもその間違いや失敗が大きな幸せの種になるかもしれない。
いや、たいていそうなるものなんだ。
不器用に正面からぶち当たったり、失敗したり、
悩んだり苦しんだり、ちょっと生きるのがイヤになったり。
でも考えて行動して検証してを繰り返して
もがきながらも幸せに向かって進んでいく。
その過程で新しいものや自分だけの価値観を生み出していく。
そんなひとの姿はたまらなく魅力的で愛おしいものだ。
そしてそんなひとたちの応援をすることがわたしの生きる意味だ。
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