三段跳でイメージ通りに跳ぶために
短い助走なら跳べるのに助走を長くしたら跳べなくなったり、試合になると緊張して練習通りにできなかった。こんな経験は皆さんした事ありますよね。
ではイメージ通りに跳ぶにはどうしたら良いでしょうか・・・
私はイメージやリズムが頭の中でできていること、体を自由に動かせる事、必要な可動域を持っていることがイメージ通りに跳ぶために必要な事だと思っています。
いやいや、イメージはできてるけどうまく跳べてないという選手にも新たな視点を持ってもらえるのではと思うので是非読んでみてください。
①イメージやリズムを頭の中で作る
イメージを頭の中で作るというと皆さんスタンドから観戦しているときの風景を思い浮かべませんか?自分の跳躍を横から見るような視点です。
今回紹介するのは試技中の自分視点でイメージしてみてください。
たったこの違いだけですがまったく違ったイメージになります。その時にどこにピントを合わせるのかだけ決めておくと実際に跳躍する際にピントが合いやすくなります。
自分視点でイメージできるようになったら次はリズムを作りましょう。助走のリズムと3回踏み切るタイミングです。できればタンタンやポンポンなど自分がしっくりくる擬音のほうがイメージはしやすいです。
私の場合は助走はタッタッタッタッタと走って跳躍はビヨーン ビヨーン ビヨーーンと跳んでます。
自分視点で跳躍をリズムと共にイメージできるようになれば実際にピットで跳ぶ前に3回イメージしてから跳んでみてください。イメージ通りに跳べると驚くと思います!
②体を自由に動かす
多くの方は自由に体を動かすことはできると思います。ただ、できると思い込んでいる人もとても多いです。
わかりやすい例とすると体の真下に接地する方が反発もらえるとわかっていても体の前に接地してしまったり、ピッチ速くしたいのにノッソノッソと回転数あげれないような場合です。
この例だけでも体の真下に接地できないのは体がどこにあるのかわかっていなかったり体の真下に足を置く感覚がなかったりすると起こる現象ですね。
ピッチに関しても陸上を始めたばかりの選手がピッチ上げようと思っていても今より早く回す感覚がなければ回せなかったりしますよね。
そう、こんな感じという感覚がないと自由に体は動かせないのです。
このようなときはまず自分が思ったような動きになっていないことを動画を見て自覚することから始めましょう。補強や動き作りにしてもこんな感じというのがわかれば思い通りにできますよね。まずはこんな感じでいいのでいろいろな動きにチャレンジしてみてください。
③動くのに必要な可動域を持っているか
そもそもの話、可動域が狭いと動きもぎこちなくなったり補うために変な動きになってしまいます。
足がもっと高く上がればストライド広がるのに・・・と思っているならその分柔軟性を高めれば簡単にストライドが広がる選手も多いです。
せめて長座体前屈でつま先くらいは簡単につかめるくらいの柔らかさはほしいですね。もし今足首までしか触れないのであれば柔軟性上げるだけで記録がすぐに伸びるかもしれないので試してみてください。
力まずにふっと動く幅が広がるようにストレッチしてみてください。今は動画などで様々なストレッチ情報が見れるので自分にできそうなストレッチを探してみると良いと思います。
また、感のいい人は気がついたかもしれませんが体を自由に動かすためには可動域が広くないと動かないこともありますよね。実はこの二つ重なる部分も多いです。
いかがだったでしょうか。
ただ走る跳ぶ補強するではなく別の視点から競技レベルを高める方法を考えることも重要だと思います。もし一つでもやってみようかなと思えたら是非一度試してみてください。
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