サイドステップのストライドを変化させるとどのような特徴がみられるのか❶
クオリティの高い文章を書きたいところですが,それはおいおいやっていこうと思います.このブログでは,エビデンスベースでアジリティ能力についての私の考えをメモのような感じで,綴っていこうと思います.なお,メモとしての残すので,敬語でないのはご理解ください🙇
さて,ここからが本題.
目次
論文のタイトル
気づきと学び
論文のタイトル
サイドステップ動作に関する身体運動学的研究
理学療法学, 36 巻 (2009) 2 号
藤澤ほか
気づきと学び
この実験では,脚長を100%として,割合ごとにサイドステップをさせてみた.これはあくまでスポーツパフォーマンスではないということを理解しておくべきだろう.基礎的な研究であり,ここからヒントをもらって,指導に生かすことが重要である.そのままデータが当てはまることなんてないので.
この研究では,鉛直成分の身体重心位置座標と両脚の圧力中心(COP)との距離をモーメントアームとして,算出している.その結果が以下である.
各フェーズの説明以下の通り.
0は身体重心と圧力中心がほぼ一致している状態であるが,そこから動的なバランスが崩れるようなモーメントアーム長が変化する.しかも,サイドステップ・ストライド距離によってその長さが大きくなるようだ.
すなわち,ハンドボールなどで1:1で横方向にステップする際はそのステップ距離が長い分,バランスを崩す要因となる.従って,動的なバランス能力を鍛えることを著者も推奨している.
以上
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