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ママはキミと一緒にオトナになる

年始からいろんな仕事が同時に動いていて。
私の強み(ストレングスファインダー)
『活発性』×『着想』が、ワクワクしています。

本を読むペースがどうしても落ちてしまいますが、
年末年始に読んだ本がたくさん残ってるので!
『学習欲』×『収集心』もアウトプットしながら
満たしてあげないとですね!

佐藤友美(さとゆみ)さんの、
「ママはキミと一緒にオトナになる」を読みました。

リアルなママの心情とやりとりが丁寧に書かれていて、
正解はない、だけど、迷う気持ちに寄り添いたい
というメッセージが一生懸命生きるママたち(私も含む)に
沁みてくる本だなあと思いました。

まずは、自分の道を

私が、どこかで誰かのお役に立てるのは、いまじゃない

ママはキミと一緒にオトナになる

さとゆみさんが妊娠中に起こった、
東日本大震災の時のお話ですが、

誰かのために、何かをしたい
けど、誰のために、何をしたらいいんだろう?

と迷う私の今の気持ちにぴったりと
寄り添ってくれる言葉だなと思いました。

空気を読む

空気を読むとは、
「この人とは分かり合えなくてもいい」と、
ジャッジすることに近い。

ママはキミと一緒にオトナになる

そういえばKY(空気読めない)
という言葉が、昔流行りましたね。

子どもの自然な言葉に対して、
子どもの気持ちもわかるけど、
社会的に見たらなんて反応したらいいものか…

と悩む瞬間、ありますよね。

子どもに「空気を読め」と言わないといけない
でも、それが正解なのかはわからない。

「子どものため」には、何が正解なんだろう?
と思いつつ、「子どものため」じゃなくて
「自分のため」かもしれないと思うから。

子どもがかわいそう

でも、違うのだ。「子どもがかわいそう」という言葉は、世の中を代表して話しているような大げささだけれども、実のところ「(発言者である)私は、子どもがかわいそうだと感じた」というだけのことだ。

ママはキミと一緒にオトナになる

子育てママに向けられる言葉って、
いろいろありますよね。

未就園児~幼稚園までは、公園で遊ぶことが多くて
地域の人に温かい言葉をもらうことの方が多かったはずだけど、

たまに、もらう『冷たい言葉』にすごく傷ついて。
しばらく立ち直れなかった事、
旦那さんに怒りをぶちまけたこと
たくさんあったし、今もあるなあと思います。

そういう時、私の中の分析思考が
自分の感情と少し切り離して

私は、その『冷たい言葉』の何に傷ついたのかな?

と考えるんです。
そうしたらだいたいは、

あなた(たち)は社会的価値の低い存在なので
そのことをもっと自覚しなさい

というメッセージが常に含まれているなあと感じます。
そしてその内容が現状正しくて(昔はそうじゃなかったと思う)
私には「ぐうの音も出ない」それが毎回悔しいんだと思います。

そのメッセージの主語は「社会」であり、
「発言者」なので、否定しようがない(多分する必要もない)けど

私(主語)は、どう思っているのか?
私と同じように思ってくれている人の方が多い

という事を忘れないようにしたいなと思います。

待てる親に

父は、子どもたちが「できない理由」を、とことん考える人だった。

ママはキミと一緒にオトナになる

親にとって、一番大事なことは、待つことなんだよ。

ママはキミと一緒にオトナになる

『待つことが大事』って、頭ではわかっていても難しいです。
ついつい言ってしまう、小言、

「早く!」
「いつになったら」
「先にやってしまうよ」

などなど。正解もない、知識も要らない、
ただ「待てればいい」んだけど、
ついつい社会的に求められていることにおもねってしまう(それが楽だから)自分が悔しいなと思います。

誰のおかげでごはんが食えてる

それなら、子どもは、大人になってお金を稼ぐまでずっと意見が言えないって事?おかしいじゃん!

ママはキミと一緒にオトナになる

この言葉が子どもから出てくる時点で、
さとゆみさんの子育ては成功だなって、
端からみる(冷静な)
私たちは感じるのですが、

自分だったら、もうなんて言えばいいのか…
自分も言われたことがあった気がするけど
なんて答えたのか…
何も答えられないですね。

私たち(私だけ?)は
コレを言われて育ったし、
コレを言われるのが、
当たり前の環境だったので、

コレ(誰のおかげで~)と言われても、
(大人に)なにも言い返せず、
早く大人になりたい
とただ願うだけしかできなかったけど、

いや、そうじゃないよね。
って今になって(親になって?)
この矛盾をひしひしと感じています。

人は過去を塗り替える

結局、過去が「正解だったか」「間違いだったか」を決めるのは、いつだって現在の自分なのだ。そしてそれは、しばしば、オセロをひっくり返すかのように、あっさりとひっくり返る。

ママはキミと一緒にオトナになる

子どもと大人の違いは、
「過去があるかないか」だと思います。

子どもには「今しかない」んだなって、
すごく感じる。

だから、ゲームし始めたらやめられないし、
出かける前に他のことやりだすし。

でも、その代わりに
どんな時でも一生懸命だなと感じます。

それが大人とは全然違う。大人は過去がないと不安。でもその過去を作ってるのは今の自分なんですよね。

子どもは一生懸命今を生きる
でも大人は一生懸命過去を作ってるのかも?

「好きなようにしなさい」って言われると悲しい

好きなことだけしていたら、将来困るのかどうかも、僕にはわからない。判断材料がないのに、「好きなようにしなさい」って言われると、悲しい気持ちになる。ちゃんと相談にのってほしい。

ママはキミと一緒にオトナになる

子どもって本当に難しい。
「好きなようにさせて!」って言ったり、
「好きなようにって言われても負担だよ」
って言ったり…。

子どもが判断に迷う時、なんて声を掛けるべきか?
も子育ての大テーマですね。

『真剣に聞く、答える』
ができたら、それで充分で、
答えの内容自体は、大人が思うほど
子どもには求められていない気もする。

でも、その問いに答えるために
親は生きてるんじゃないか?と
思うような時もあって。

親としては、
一生懸命考えたくなっちゃうんですよね。

妻でもなく、母でもない私は…

綱でもなく、母でもない。そうなったとき、
私は、私のために頑張れるのだろうか?

ママはキミと一緒にオトナになる

親になる前にはできていたことが
親になってできなくなる。

はもう何度も経験したことだけど、

親だった時はできたことが
親でなくなって、できなくなる。

という事を、リアルに感じられて。
無事に成長し親でなくなることの喜びを感じつつ
寂しい気持ちもありつつ、
そこからまた頑張るための何かを見つけないといけないんですね。

あとがき「女が女でいないと、男は男になれない」

年末から 佐藤友美(さとゆみ)さんの本を2冊読みました!

女は、髪と、生きていく

「女の運命は髪で変わる」はどなたかが推薦していて
数年前に読んだ記憶があるのですが
「女は、髪と、生きていく」は今回初めて読みましたがよかったです!

いちばん印象に残ってる言葉は、
「女が女でいないと、男は男になれない」
という言葉です。すごく腑に落ちるなあと。

「ママはキミと一緒にオトナになる」の本中でも

世の中には、私たちの「分断」を進める言葉と、
私たちの世界を柔らかく包む言葉があるんだな。

ママはキミと一緒にオトナになる

という言葉があって、私たちの世界を柔らかく包むために
『言葉があるし、文学がある(ママはキミと一緒にオトナになる)』と書かれていて、

人は関係性によって生きているし、それを充実させるために
言葉も文学も持っているんだなと、「人間関係構築力」資質高めの私は心が満たされたのでした。

今は、同じさとゆみさんの「書く仕事がしたい」を読んでる途中なので、読んだらまた書きます!

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