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ライブジャンキー #とは
#とは のお題企画を見て「大好きなものをつづった投稿」というのに
ドキリとさせられたので、この話をしてみようと思いました。
この記事は2015年年末に書いたものを少し編集した再投稿版です。
なにしろ当時Privetterってなとこに書いていたもんで、もっと残るところに移植をしようと今回こちらの「お題企画」と合わせての投稿です。
かなり年月経っているので若干変わっている部分もあるかと思いますがご容赦を。
といいつつ、自分自身について補足。
書いた当時は数バンド実際に追いかけている状態でしたが、現在私自身は遠征までするバンドは1つのみ。ライブがあれば時々行くレベルのバンドが2〜3バンドといった形で当時よりかなり離れた場所にいます。
でも別にライブ行かなくなったわけじゃなくて(笑)基本的にギタリストとして、ひとりで活躍している人を応援しています。
■はじめに
この記事はしきさん主催Advent Calendar 2015 おたく楽しいへの寄稿記事です。
ハッシュタグを見てとても楽しかったのでフォロワーでもなく面識もなく期間終了してしまっているのですが、参加させていただきたく筆を取った次第です。
http://www.adventar.org/calendars/914
ジャニーズやフェス、そういう大規模なコンサートではなくて
200人~多くても800人くらいのキャパしかないライブハウスへ
バンドを見に足しげく通う、ライブジャンキー。
コンサートへ行く感覚とはちょっと違うのかも?と思ってまとめてみます。
そもそもただのオタクなのにジャンキーとか言ってるのが、そもそも特徴だなぁとか思う。
■バンドライブの世界にようこそ
私を含め私の周りには相当ライブジャンキーが集まっております。
時々普通の感覚が分からなくなってしまうのですがまとめてみます。
1.ライブハウスってどんなところ?
こんなところ(雑)
入りづらいし大体地下だし怖い印象もあるのかしら?
でも「接客悪い」とかもありますがそこは飲食店もライブハウスも一緒。
接客の悪いとこもあればもちろん親切丁寧なとこもあります。
最近はキレイなホールみたいな場所も徐々に増えていますし、
分煙なども進んできたし、改善されていっていると思います。
ただ椅子席はほとんどありません。
長いイベントだと5時間くらいずっと立ち見ということも。
一瞬たりとも座れないとかあります。
時々フロアに地べたで座る人もいますが、混雑の中座ると邪魔や危険なこともありなかなか難しい。
なのでずっと立っているというのを念頭に行かねばなりません。
また「再入場禁止」のところも多く一度退出したらもう1枚チケット買わない限りは入れません。
何が言いたいかって【ライブの時間立ち続ける体力が必要!!】
あっいきなりマイナスイメージ!?
2.一本のライブの金額は?
だいたい2000円から5000円の間くらい。平均3000円という印象。
基本的にキャパの大きいライブほどチケット代が高いです。
ただしこれは前売りのチケット代。
当日券ではいるとだいたい+500円チケット代があがります。
※これ2015年の記事なので、現在若干チケット代あがっている気がします。
行くバンドの規模が大きくなってそういう印象が強くなったのかもしれませんが
ライブ界隈も経済の影響を受けているのだろうか。
またチケット代の他に当日500円~600円のドリンク代を払って入場します。
1杯ドリンクと交換できるチケットをもらってライブハウス内でドリンクと交換します。
カラオケの1ドリンクオーダーみたいな感じかな。
このドリンク代には色々意見があるのですが、そういうシステムでライブハウスに入場しますってことだけ、取り急ぎ。
3. ライブの形態
おおざっぱに分けてライブには
「ワンマン」と「対バン」という形式があります。
「ワンマン」はその名の通り1バンドしか出演しないライブのこと。
「対バン」は複数のバンドが出演するライブのことです。2バンド出演だと「ツーマン」3バンドだと「スリーマン」などとも言います。
3-1. 特別な日「ワンマンライブ」
演奏時間も長くそのバンドが好きなら、ワンマンを狙っていけば好きな曲のオンパレードなわけで、それはとても幸せな時間になります。
ワンマン公演はだいたい2時間くらいで終わるので集中してみているとあっという間。時間的にも優しい設定です。
ワンマンライブをやるということはその日の集客を1バンドで一手に受けるということで、開催するバンドにとっては「自分たちを見に来るお客さんしかいない!」ってこと。
それなりに人気が出てきてちゃんと集客を見込めるようにならないとできないんですね。
なので、そのバンドにとっても、そのファンにとっても特別な大事なライブです。
たぶんライブに行く~って言ってもハードル高いと思うなら、
最初は好きなバンドのワンマンに行くのがベターかもしれません。
そして、会場見ているとそういう方も多いだろうな~と思います。
3-2. 「対バン」に行くようになってからが本格的
本格的・・・って言っても別に敷居が高いわけでもないんですけど。
自分が好きなバンドが30分しか演奏しないのに、時間もお金もかけてどうしても見たい!って人はそれなりにそれなりだな、と。
もちろんバンド数が多ければイベント自体の時間は長くなっていきますし、
6バンドくらい出るともう長くて長くて・・・
つらい・・・。
それでも他の知らない音楽やバンドに出会うっていうのは楽しみだし、
組み合わせがいいとバンドとのかけがえのない出会いになったりします。
対バンで新たに惚れる、っていうのはよくあるパターンで
そこから好きなバンドが増えていったりします。
そして自分の好きなバンド同士が対バンするっていう時のうれしさは踊りだしそうなくらい特別なイベントでもあります。
■ライブジャンキーの生態
1. 推しバンド
推しメンというより推しバンドという感じの印象が強いです。
そしてバンドを推す人々は1バンドオンリーを推している人は本当に稀。
大体2~4バンドくらいを必死に追いかけている印象。
違う人いたらスミマセン。
もちろんバンドの中の「この楽器の人がいい!」っていうのはありますしプレイヤーとして追いかけもしますが、
「個人を追いかける」よりどちらかというと「バンドを追いかける」人が多いなと思います。
上にも書きましたが「対バン」に行くと見つけちゃうんですよね、好きなバンドを。
そこで推し変が行われるというよりは全部好き!ってなっちゃう。
だって好きなところが違うから。
そもそも音楽自体が好きな人が多いので、それぞれ良いところを見つけて惚れてしまうのです。
2. どのくらいの頻度でライブに行くの?
↓行ったライブの看板を撮っておく
「今年は年間○本!」と年末にまとめをする人が多いライブジャンキーたち。
大体見ていると50本~130本くらいの間の人が多いと思います。
100本超えるかどうかで自分の自制心との戦いが起きている印象。
猛者は年間200本とかいます。
※さっき書いたチケット代の話と照らし合わせないこと
3. ツアーにいこう
1バンドにつき年1回くらい【全国ツアー】が組まれます。私を含め好きなバンドのツアーを一緒にまわる人も中にはいます。
ツアーといってもいわゆる「東名阪」とよばれる、東京・名古屋・大阪3箇所のものから都道府県全部まわります!みたいな気合の入ったものまで本数はそれぞれ。
完全に感覚ですが10ちょっと、という本数ががっつりツアーまわる!っていう感じのツアーかな。
音源のリリースの後にまわることが多く、
その最新作を引っさげてその作品を中心に演奏することが多いと思います。
初日に新しい曲をやるという緊張感、初々しさなんかを感じたり、
ツアー中盤になってバンドも曲も「化ける」のを目の当たりにしたり、
ファイナルで今まで通ってきた道のりとともにたどり着いたそこを感じられたり・・・
ツアーを一緒にまわって自分のファンのあり方としてもバンドと一緒に大きくなる感じがして、
ひとつのバンドの「ツアーをまわる」というのは単発でライブに行くのとは違った醍醐味があります。
■おわりに
せいぜい300くらいのキャパシティでライブを続けているバンド。
終演後に物販コーナーで会話も出来たりします。
ものすごく距離が近い。
やっぱり憧れの人たちに直接感想言ったりその反応が見れたり、
それはそれは緊張するけど、すごいことだなぁと思います。
その分、やっかいなこともありますよ、そりゃ。
でもね、愛とリスペクトがなきゃ認めない!みたいなそんなオオゴトじゃないと思うの。
いくらバンドとファンでも、最低限の人としての思いやりを持っていればいいこと。
大好きな人たちの前だもん。
といいつつ、最大級の愛をもってライブハウスへ通い詰めるのです。
ちょっとでも気になった方がいたら、
入り辛いそのドアを開けて、ライブハウスへ行ってみてください。
それでは。
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