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読売ジャイアンツのプロコレクションユニフォーム2024(解説)

noteお久しぶりです。
2024年シーズンのプロ野球、横浜DeNAベイスターズがクライマックスシリーズ、日本シリーズを制し幕を閉じました。
推しの読売ジャイアンツは、惜しくもクライマックスシリーズで敗れてしまいましたが、年が明け、春季キャンプも始まり、また新しいシーズンへの期待が高まっております。

昨シーズン、2024年シーズンから、阿部慎之助監督に代わり、そのタイミングでユニフォームがマイナーチェンジし、ユニフォームの素材もMLBと同じ素材を採用することになりました。
推しの育成選手の活躍を期待するのと同時にMLB全30球団に採用される最新のユニフォームの仕様に関心が湧き、"選手仕様"と謳われているプロコレクションのホームゲーム用ユニフォームを購入しました。
今シーズン(2025年)は昨シーズン、セ・リーグを優勝した証とも言える、優勝記念パッチ(ワッペン)が左袖に付くわけなのですが、推しの選手は育成枠の選手。
2025年シーズンは高卒3年目、今オフは成人の集いを終えた"勝負のシーズン"を迎えます。
当然、プロコレクションのユニフォームを注文すれば、育成選手のユニフォームにも優勝記念パッチが付いたものが手に入るのですが、支配下登録期限の7月末まで時間もありますし、可能性としては、支配下登録されて、二桁の背番号に変更されるチャンスがあるため、欲しいのは山々ですが、現時点では様子見ようと思います。
育成選手が現役でいられる時間を考えたら、今シーズンのユニフォームも購入したいのが本音です。夏あたりかなぁ。今度はビジターゲーム用のユニフォームが欲しいと思っております。

というわけで、昨シーズン購入したプロコレクションユニフォーム、選手仕様と謳われているユニフォームを解説していきたいと思います。
購入を考えておられる方の参考になればと思います。
※参考程度に過去の記事もよろしくお願いします。


MLB仕様の肌触りが良く、かつ重厚感ある生地

まずは全体的なフォルムから。

平置きしてみました。
プロコレクションユニフォーム、当然のことながらレプリカユニフォームとは違い、背ネーム(選手名)はありません。これがカッコいいと思ってます。
そしてNPBのパッチが本物の証!


レプリカユニフォームとプロコレクションユニフォームでは個人的には、見た目でプロコレクションユニフォームの方が着丈が長いのかなぁ(特に他球団のユニフォーム)というのが印象。とはいえ、2024年からの読売ジャイアンツのレプリカユニフォームも着丈は従来より長くなっております。
またプロコレクションの背中には、首の後ろに小さなNPBマークのパッチ、背番号のみ刺繍がされてまして圧倒的な存在感があります。
プロコレクションにも背番号なし、も販売がありますが、せっかくなので推しの選手の番号や、好きな番号、ラッキーナンバーをいれた方が良いと思います。
選手仕様と謳っているため、背ネームは入りません。

生地をみればレプリカユニフォームとの違いは一目瞭然で、レプリカユニフォームはサラッとした生地に対し、プロコレクションユニフォームは粒々した触り心地で生地に重厚感があります。機能的にも優れているであろうと思われます。ちなみに2023年のNIKEに変更になった時の(マジェスティック社製の)透き通るような白いユニフォームと比べても、良い素材使ってるな、と感じます。
軽い、重いで言えば、近年のユニフォームにしてはまあまあ重いに分類されますが、これがMLBの"世界標準"だということですし、軽ければ良いわけではありません。
他のスポーツのユニフォームを見渡しても、マーキングに刺繍を使っている競技は野球か、大相撲の化粧まわし、アメリカンフットボールくらいしか思い浮かびません。
近年では、マーキングに昇華プリントを採用しているプロ野球チームも珍しくありません。
機能的に軽いに越したことはないのですが、それなら金のゴツいネックレスをしてる選手はどうなんや、って話です。

オレンジがレプリカユニフォーム。白がプロコレクションユニフォーム。粒々感、伝わりますでしょうか
上が2023年のプロコレクション(プレイヤーズコレクタブル)、下が2024年のプロコレクションユニフォーム。2023年は菅野智之投手のプロコレクションにしました。

マーキングは縁取りを千鳥刺繍


ユニフォームのマーキングは縁取りを千鳥刺繍でマーキングされてます。 マークの縁をギザギザに縫う方法で、胸マーク、背番号、袖のマークに施されており、MLBのユニフォームの伝統にならっております。
野球のユニフォームはやっぱり刺繍だなぁ。と個人的には強く思います。
レプリカユニフォームの方はNIKE社製に変わってから、こちらもMLBのレプリカユニフォーム同様にマーキングを圧着する仕様になってます。これは割と残念な仕様変更でした。
ちなみに2023年のプロコレクションユニフォームはマーキングが縁取り全刺繍されてて豪華でしたね。
好みもあるかと思いますが、千鳥刺繍で全然良いです。

マークの外側のオレンジの部分をギザギザに縫ってあります。レプリカユニフォームも胸マークはギザギザのプリントが施されてます。NIKEのスウォッシュマークは刺繍ではなく縫い付けてあります。


千鳥刺繍を裏側から。丁寧な仕事。刺繍で縫い付けてあるのでガンガン洗っても乾燥機かけても、経年劣化でマークが剥がれる心配はありません。

また背番号にはちいさなピンホールが等間隔で開いているのがプロコレクションユニフォームの特徴。軽量化とか通気性とかいわれてますが、実際にはどうなのでしょうか。

背番号にピンホールが等間隔で開いています。MLBのユニフォームにも本当に空いてるの?と思ったら、ロサンゼルスドジャースのユニフォームにも開いていた。しかも胸番号まで開いていて関心した。

タグとかいろいろ


プロコレクションとレプリカユニフォームの違いといえばタグです。
一番わかりやすいのが首の後ろ、NPBマークと呼ばれるパッチ。プロコレクションユニフォームには必ずついてくる本物の証です。MLBでいうところのバッターマンロゴみたいなものですが、レプリカユニフォームにも付いてるMLBとは違い、NPBマークはプロコレクション(試合用キャップやウォーミングアップ用の球団公式の練習着など)にしかついていません。
各球団のユニフォームについているNPBマークには様々なカラーバリエーションがあったりします。読売ジャイアンツは黒ベースのNPBマークが採用されております。
2001年から登場したパッチなので、古いユニフォームにはついておりません。

NPBマーク。マークのついている位置が微妙に下すぎる気がするけど、MLBのバッターマンロゴもこの位置らしい。背ネームがないから違和感はあれど、本来なら3色のラインの下あたりに付けられるのが一般的。


また、左の裾に付いてるオーセンティックコレクションと明記してあるタグ、首の後ろに付くサイズタグもプロコレクションとレプリカユニフォームでは違います。


左がプロコレクションユニフォーム、右がレプリカユニフォーム。レプリカユニフォームの方はペタっと貼りつけました!って印象。
ちなみに2025年版のプロコレクションユニフォーム、ホームゲーム用は白ベースのタグが採用されている。


上がプロコレクションユニフォーム、下がレプリカユニフォーム。USサイズ44はLに相当するらしい。
ただし40との差は身幅の違いで着丈と袖丈は1センチしか変わらない。東京ドームのジャイアンツプレミアムストアでは試着可能となっており、40か44で迷われてるお客さんがフィッティングしにくるそう。
ちなみにMLB、ロサンゼルスドジャースの大谷翔平選手はUS48サイズを着用。

一見すると大して差はない気がしますが、
レプリカユニフォームのタグはGマークでタグ自体が圧着、プロコレクションユニフォームは球団のペットマークにオーセンティックコレクション、タグを縫い付けてあります。

首のサイズタグはレプリカユニフォームはシンプルにS、M、L表記に対して、プロコレクションユニフォームはUSサイズ表記(40、44、48、52、60など)になっており、存在感あります。しかもMADE IN JAPAN !
最近になって判明したのですが、選手が着ているユニフォームにはサイズタグが無いらしく、代わりに左裾のオーセンティックコレクションタグの下にちいさな管理タグが付いているのをチャリティーオークションで出品されたユニフォームで確認しました。

それとオマケで、ユニフォームの内側についてるランドリータグ?3枚(素材:ポリエステル95%とか洗濯するときの注意)の更に一番下に付いている小さなタグにユニフォーム本体の製造年月が付いているのですが、プロコレクションユニフォームは注文して製造した年月がかなりニアな年月で記載されてました。作り置きではなく、注文が来てから作っていたのか、それともたまたま製造ラインが注文した際に動き始めたのかわかりません。
ちなみに数多く製造されるレプリカユニフォームにも付いていますが、あらかじめ作り置きしていたのか、注文した年月よりだいぶ前の年月が付いてました。

昨年(2024年)、1月1日が一粒万倍日でしたので注文しました。製造月日表記2024/01のユニフォーム。開幕までに届くとのことで、3月下旬あたりに来るものだと思っていたら、3月18日のイースタンリーグ開幕戦に間に合わせて来たのが嬉しかったです。なお

まとめ


その昔はレプリカユニフォームは販売していても、背番号や背ネームなしが普通で、一部主力選手だけが背番号、背ネーム付きで一般販売されてました。
プロコレクションもインターネットがなかった時代はFAXで受注生産の受付をしていました。
時代は変わり、監督、コーチ、全選手対応のレプリカユニフォームが手に入れることができます。

昔はレプリカユニフォームで満足してましたが、一度、プロコレクションユニフォームを購入し着用してしまったら本物の良さに感動しました。レプリカユニフォームとは全然違うんだなぁ、と。
とはいえ、ユニフォームを提供しているメーカーさんがそのままレプリカユニフォームを販売しているため、近年のユニフォームはクオリティが高くなっております。
推しの選手がいるのであれば奮発して購入するのもアリだと思います。
推しのチームの試合を観に行くのに着るユニフォームはコレになるわけですし、余計なレプリカユニフォームを買わなくて良くなるからです。
例えば1年に一着レプリカユニフォーム(優勝記念パッチがついていない17000円)を買っちゃってるとします。2025年のプロコレクションは67500円。67500÷17000は3.97。つまり、プロコレクションユニフォームを4年着続ければ"元を取った"ということになります。
※…ただし、推しの選手、背番号が変更になったり、ケガで引退してしまったり、トレード移籍やポスティングシステム行使、FA権行使などでいなくなる可能性も大いにあります。

読売ジャイアンツのユニフォームに限って言えば、背ネームがないのも良いじゃないですか。
背ネームつけて欲しいっていうファンの方も一定数いるのはわかりますが、自分は背ネーム無くてもいいかと強く思ってます。
1975年の第一次長島政権の時につけ始めたんですよね、背ネーム。V9時代にはついてなかったんですよね?
ユニフォームのデザインが大きく変わらないのは伝統あるチームが故。
変わらないカッコ良さみたいなモノを読売ジャイアンツには感じます。
たぶん、推しが戦力外になったとしても、このユニフォームは着ると思います。
今現在も出場する機会の無い一軍公式戦にもコレ来ていきますよ(ファームではちょっと微妙)。

もし次、ホームゲーム用のユニフォーム買うとするなら、背番号が変わるとき、デザインがまた変わるとき、レジェンドが引退するときに買うことになるのかなぁ。

三軍戦を観に行った際に、推しからサインをいただきました。サインをいただく際、プロコレクションのユニフォームをマジマジ見ていたので、もしかしたら支配下登録選手用ユニフォームと育成選手のユニフォームでは仕様が違うのかもしれませんね。
緊張しいなので聞けませんでした。
サインの色落ちが怖いので、洗濯は手洗いで。

それから、ユニフォームが好きでオークションサイトをよく見て回ってるんだけど、非公式の偽物のユニフォーム、あれはダメだね。特に海外の。
リスペクトが感じられないね。
ファンとして応援するなら、レプリカユニフォームでも、正規品のユニフォームを着るのがマナーではないかと思います。

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