映画感想「藁の楯 わらのたて」犯罪者を護送する警護官の葛藤🧐

「正義とは？悪人を守る警護官たちの命がけの戦い！」

1. あらすじ

映画「藁の楯 わらのたて」は、日本中を舞台にしたスリリングな護送劇。少女を惨殺し、全国民から憎まれる清丸國秀（藤原竜也）に懸けられた10億円の懸賞金により、彼の命を狙う者が後を絶たない状況に。そんな中、警察のSPチームが清丸を福岡から東京まで護送する極限のミッションに挑みます。リーダーの銘苅一基（大沢たかお）は、職務と人間性の間で揺れ動きながら、銃弾が飛び交う危険な旅路を駆け抜けます。次第に浮かび上がる「正義とは？」という問いが、視聴者の心に突き刺さる、緊張感溢れるサスペンスドラマです。

2. 感想

「藁の楯 わらのたて」は、護送する側がまさかの全国民から命を狙われるサスペンスで、ドキドキとゾクゾクが止まらない展開が最高すぎる！大沢たかお演じる銘苅の真剣な表情や揺れ動く感情がリアルすぎて、こっちも彼の気持ちになって「こんなヤバい人、ほんとに守らないといけないの？」って考えさせられるんです。そして藤原竜也の清丸！もう最悪の極悪人なのに、彼が出てくると逆に視線が釘付けになっちゃう不思議。狂気じみた冷たい表情とか、一言一句に「この人怖い…でも見たい！」ってなる魅力があるんですよね。

それにしてもアクションもハラハラしっぱなし！護送車に追いかけてくる敵の車や銃撃戦、どれもがスピード感満点で、観ているこっちも護送チームと一緒に戦ってる気分になっちゃうくらいです。音楽の使い方も絶妙で、特に緊迫感のあるシーンで一瞬音が消える瞬間とか、「え、次どうなるの!?」って手に汗握っちゃいました。観終わった後は、「犯罪者を守るべきか、守らないべきか」ってテーマがずっしり残って、何度も考えさせられるんです。

この映画、単に護送のアクションってだけじゃなくて、正義や人間の倫理観まで揺さぶられるから、ただスリルを求めるだけじゃない観応えがあるのが本当に凄い！隠れた傑作として語り継ぎたい一本です。

3. 見どころ

ポイント1: 銘苅と清丸の絶妙な心理戦
銘苅一基と清丸國秀の間で繰り広げられる心理戦が見どころ。正義感に燃える銘苅と、悪への躊躇がない清丸という正反対の二人が、密室や護送の車内で言葉を交わすたびに緊迫感が増していきます。大沢たかおの無言の演技が、銘苅の複雑な心境を絶妙に表現しています。

ポイント2: 冷酷さと狂気を体現する藤原竜也の怪演
清丸の残虐性や異様な無邪気さを見事に演じ切った藤原竜也は圧巻です。彼が何気ない表情で放つ一言が、周囲の人々を恐怖で凍りつかせる瞬間は鳥肌もの。清丸というキャラクターに藤原が魂を吹き込んだことで、単なる悪役にとどまらず、視聴者に不安と興味を同時に抱かせる不思議な存在感を放っています。

ポイント3: 追い詰められる護衛チームと緊張感あふれるアクションシーン
護衛チームが次々と襲撃を受け、敵味方が入り乱れる中での銃撃戦やカーチェイスは息を呑む迫力。特に、銘苅が次々と襲いかかる敵を相手に冷静に立ち向かう姿が印象的で、観ている側も手に汗握る緊張感を味わえます。

4. こんな人におすすめ

ド迫力のアクションと深いテーマを求めるあなたへ
この映画は、派手なアクションだけでなく、「正義とは何か？」を問いかけるシリアスなテーマをも持つ一作です。最初から最後まで息をつかせない展開で、さらに社会的なメッセージ性も含んでいるので、単なるエンターテインメントを超えた作品を求める人にピッタリです！

作品データ

• 作品タイトル: 藁の楯 わらのたて

• 監督: 三池崇史

• 脚本: 林民夫

• 出演: 大沢たかお、藤原竜也、松嶋菜々子、岸谷五朗、永山絢斗

• ジャンル: サスペンス / アクション

• 公開年: 2013年

• 上映時間: 125分

• 製作国: 日本

• 配給: ワーナー・ブラザース

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