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映画感想「沈黙の制裁」 いつものスティーヴン・セガール😇

「無敵のあの男が振り下ろす、無言の鉄槌!」


1. あらすじ

映画「沈黙の制裁」は、腐敗した裏社会を舞台に、元特殊部隊員ジョン・アレクサンダー(スティーヴン・セガール)が個人的な復讐を遂げるために動く物語です。過去に家族を失った彼は、平穏な生活を求めていましたが、再び犯罪組織が現れたことで彼の静かな生活が破壊されます。復讐に燃える彼は、冷静さを保ちながら敵を一人ずつ倒していくが、その行動の裏にはさらに複雑な陰謀が隠されています。壮大な復讐劇が展開する一方で、単純なアクション映画としても楽しめる要素が詰まっています。

2. 感想

「沈黙の制裁」は、セガール映画としては予想の範囲内に収まっている感があります。スティーヴン・セガールのキャラクターはいつも通り無口で強い男を演じていますが、深い心理描写やキャラクターの成長を期待すると肩透かしをくらうかもしれません。彼の無敵ぶりが強調されすぎて、物語に緊張感やリアリティが少し欠けていると感じました。

また、アクションシーンもセガール映画特有の「圧倒的な強さ」を見せるものの、最近のアクション映画と比べると動きや演出がやや古臭く感じます。特に、クライマックスに向かっての展開は予想通りで、あまり驚きや新鮮さがありませんでした。ただ、セガールファンには彼のいつものスタイルが楽しめる点もあり、そこに不満はないかもしれません。

映像面では、暗い場面が多く、アクションの迫力を引き出そうとしていますが、逆に見づらいと感じるシーンもいくつかありました。また、音楽は場面を盛り上げる要素として機能していますが、印象に残るほどではなく、物語のテンポを大きく変えるほどの力は感じませんでした。

3. 見どころ

ポイント1: セガールの無敵ぶり
スティーヴン・セガールのファンには、彼の無敵のキャラクターが最大の魅力です。ほとんど無傷で敵を倒していく姿が強調されており、アクションヒーローとしての彼の魅力を楽しめます。

ポイント2: シンプルな復讐劇
物語の構成はシンプルで、裏社会を舞台にした復讐劇に徹しています。複雑なプロットを求める人には物足りないかもしれませんが、無駄な要素を省いた潔いストーリー展開として見ることもできます。

ポイント3: 往年のアクション映画風の演出
アクションシーンは、90年代のアクション映画の雰囲気が漂っており、昔ながらのファイトシーンが好きな人には懐かしく感じるかもしれません。

4. こんな人におすすめ

安定のセガールアクションを楽しみたい人へ
この映画は、ひたすらアクションに集中して観たい人におすすめです。深い物語やキャラクターの成長を求めるのではなく、単純な「悪を倒す」ストーリーを楽しみたい人向けです。セガールの無言の強さに酔いしれるファンなら、一瞬たりとも目を離せない展開が待っています!

作品データ

  • 作品タイトル(原題または英題): 沈黙の制裁(Code of Honor)

  • 監督: マイケル・ウィニック

  • 脚本: マイケル・ウィニック

  • 出演: スティーヴン・セガール、クレイグ・シェイファー、ルイス・マンディロア、ヘレナ・マットソン、ジェームズ・ルソー

  • ジャンル: アクション/スリラー

  • 公開年: 2016年

  • 上映時間: 106分

  • 製作国: アメリカ

  • サブスク配信: DMMプレミアム(お試し30日間無料)

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