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隣の客はマウンテン社長とバブ言葉
祝日だけど野暮用で出勤、外出中。大抵時間がかかる用件だったので気合を入れてきたのにいつの間にかシステムが変わっていて、以前の1割くらいの時間と労力で終了。なのでカフェに寄ってコーヒーを。
めっちゃ雰囲気がいいのに、隣の客がうるさい。小洒落た感じの男2人。たぶん私と同年代。1人は赤ん坊を連れていて、もう1人はどっかの会社の代表と思われる。やたらとその代表の自慢話。俺、こんな最新のもの取り入れてて、マネージングはこんな感じでやってて、を永遠と話す。赤ん坊連れた方が後輩っぽくて「すごいっすね〜」と頷いてるけど、たいしたことない内容だと思う。
話聞いてあげてる後輩の方がまともかなと思ったけど、赤ん坊が駄々をこね出したら「お腹ちゅきましたか〜もうちょっと待ってくだちゃいね〜。あれ?うんちでちゅか〜。来る前に2センチでまちたよね〜」と、超絶気持ち悪いバブバブ言葉を話し出した。Oh no こいつもヤバかった。
いや、別にいいのよ。バブ言葉を使っても。でもオシャレなカフェで他の客がいて(しかも私)、そんな気持ち悪いことするなよ。こうなってくると、マウンテン社長の方がマシなのかと思ってくる。
が、赤ん坊が寝たらまたマウンテン社長の自慢話が始まり、こっちもこっちで全然面白くない。シンプルに聞いててウザい。何が、俺ルールを作るのが大事、だ。意味わかんねーよ。
たぶん、会社で誰も話を聞いてくれないから、この後輩と思われるバブ男に持論を聞かせて「すごいっすね、さすがっすね」とと言われたくて誘ったんだろうなと思う。迷惑と思いつつも哀れだなとも思う。しらんけど。
と思ってたら別のお客さん。20代の娘さんとその両親。お父さんがいかつくて、でっかい石のついた金の指輪してるから、ヤバい家族かと思ったらめっちゃ和やか。声も抑え気味だし、お父さんは娘の話を優しく聞いている。
つくづく、人を見た目で判断してはいけないと思った。
私は実はカフェが苦手である。なぜなら、こういった私の好きじゃないタイプの客で溢れているから。そもそも耳がかなり良いので、聞こうとしなくても聞きたくない話を永遠と聞かされる可能性があるから。いや、私ももちろんone of themかもしれない。だから被害を最小限にすべくあまりカフェでこういう話はしない。居酒屋で飲みながら酔っ払いの戯言として言うに限る。
なんでみんなそんなにカフェが好きなのか、居心地がいいのか、教えて欲しいわ。なんだかんだでコーヒーは自分家が一番落ち着いて飲める。