リターンズ6話 ネタバレ考察&感想その6~試着騒動
16:13~ 牧(林遣都)が遅れることが分かり落ち込んでいた春田(田中圭)のもとに武蔵(吉田鋼太郎)が来た。
というより、武蔵は待ち伏せしてたんだろう。前回の打ち合わせで試着の日は把握してたはずだから。
春田はすごく嬉しそうだが、一人でいるのが不安な性格なのだろう。2018連ドラ(以下、S1)から母親が出ていった実家に牧を呼び、牧と別れたら武蔵と同居するようになってしまったほどだった。ただ牧からしたらマジデリ!だろう。まだ春田の母とATARUくんに付き添ってもらった方が良かったはず。
16:22~ 春田の試着が始まる。
武蔵のかわちいが炸裂して、春田の「これブラウンなんですけどチョコレートに見えますかね?」という割とマシな質問にも答えないほど写真を撮りまくっていた。
挙げ句、式場は決まっているはずなのに紋付き袴まで着ている。もう武蔵の着せかえ人形のようだ。
「推しが尊すぎてしんどい」「えへん、えへん、えへん虫」のやり取りは吉田と田中らしい。
「牧にも絶対に遅れんなよって言ったんですけど」と言う春田に対して、試着する服を見繕う武蔵はまた「(牧に)絶対に怒っちゃダメだよ」となぜかそこだけ正論を吐く。元上司とはいえ、なんでそこだけ正論?
17:31~ そこに牧がようやく到着する。
牧は「お疲れ様」「お疲れ様です」と武蔵と牽制しつつ、一瞬だが武蔵への睨みはさすが。
タキシードを着た写真を見せて「これがいいかなって思ってるんだけど」と早速話しかける春田。
ところが牧の一言で春田と言い合いになる。
「色はどっちでもいいですけど…」
「どっちでもよくないでしょ」
「春田さんに合わせます」
「…俺はさ牧の意見を聞いてんの!」
「ごめんなさい」
「いいよ、興味ないならもうやんなくて」
「興味ないんじゃなくて…」
そこで武蔵は「まぁまぁ、牧はさ仕事終わりで疲れてるんだよな。今度改めてゆっくり決めればいいよ」と言うが、牧は「いやいや、今日やりましょう。何回も何回も来れないから、ね」と言った。
2話の最後で「何でもいいって言わない?言ったらころしますよ」と自分が言ったのもあるし、結婚式準備に遅れてしまう度に謝っていたし、この6話で見積もりもチェックしていたし、本当は牧は自分もちゃんと決めたかったのが分かる。そこは武蔵の言う通り多忙ゆえ、つい出てしまった一言なのだろう。
ところで2話の最後で、「クロスはどうする?とか花はどうする?とか決めることたくさんありますよ」と言っていた牧は当初は結婚式に消極的だったのに、なぜ結婚披露宴の詳細に詳しかったのだろうか。
牧の所属はホテルリゾート開発本部だが、異動したばかりで結婚式の実情までは分からないだろう。
細かい設定のほころびがところどころ見えるのがやや残念だ。
→7に続く。
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