リターンズ6話 ネタバレ考察&感想その2~同性カップルの祝福
※以下、Amazon Prime Videoで書かれている時間を基準としています。他のコンテンツではやや時間が違う可能性もあります。ご了承ください。
00:07~ 「なぁ、菊」という和泉(井浦新)の言葉で、事前の盛り上がりから一気に現実に引き戻された。
「好きになったのかもしれない。春田さんのことを…」
菊様(三浦翔平)と一緒にこんな顔になっていたんだった。
( ゚д゚)
だからいつなんでどうして、和泉は春田(田中圭)を好きになったのか?!!
菊様は果敢に「どういうことですか?」と聞いていた。
和泉は「いや、違う…秋斗だ」とごまかしていたが、もう誰もごまかせてないよ…。
00:44~ 春田と牧(林遣都)の自宅のシーン。
二人のかわいいやり取りのあと、結婚式の出席をWebで確認する二人。出席で出していなかった武川(眞島秀和)には紙の招待状を、と春田は言っていたので、準備はしていたのだろうか。紙の招待状は意外と金と手間がかかるから…。
翌日の式の打ち合わせに向けていろいろ考えて牧に甘える春田。一方、明日決めましょ?と流して、部屋の時計は21時30分頃ながらもう寝ると言う牧。
このあたりの価値観の違いをもっと広げていくと面白かったかもしれない。
1:55~ 営業所のシーン。春田は武川に仕事の話と同時に、紙の招待状を渡す。
その前に、春田の仕事は武川が言ってた通り、規模が大きい話だと思った。オーナーが駅前のビルを一不動産会社に全て任せたいというのはなかなかないだろう。春田の仕事も自らの力で規模を拡げているのが分かる。
ところで紙の招待状を渡された武川の言葉は良かった。
「世間一般の夫婦のように法的な根拠があったとしてもその愛が永遠に保証されるわけじゃない。お前たちのように仲間の祝福を受けるだけでも俺は十分だと思う」
ゲイの設定の武川にこの言葉を言わせたのは、それなりに意味があると思う。
現実の社会では家族や仲間の祝福が受けられないケースも多いからだ。
もちろん同性婚の法整備を望む人たちからは法的な根拠も必要だという論調はあるだろう。
ただ、まずは現実の社会で同性カップルが受け入れられ、二人のように家族や同僚に受け入れられ祝福されていくことが増えていくことで、同性婚の法整備の機運を高めることにつながるはずだ。
どんな問題でも世論を高めるためには、声高に理屈を主張するだけでは通らない。他の人たちの心からの理解を醸成していく時間も機会も必要だからだ。
でも春田と牧の結婚式の出席は「考えておく」と一言話したのは、牧の元カレの武川らしい発言だったが。
→3に続く
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