リターンズ7話 ネタバレ考察&感想その7~家族ではない大事な人に
31:08~ 信号待ちで青になっても気づかない武蔵(吉田鋼太郎)に蝶子(大塚寧々)が声をかけたシーン。
ベンチに座り「どうしたのー?地獄…みたいな顔してたよ」「どっか具合でも悪いの?メンタル?フィジカル?」と声をかける蝶子。
「フィジカルかな」と素直に答える武蔵。武蔵と蝶子が長年夫婦をやっていたからこそ、正直に話せるのだろう。
ストレスだと言われたが違う気がすると言った武蔵に、セカンドオピニオンを勧める蝶子。でも何か怖くてさと言う武蔵の気持ちも理解できる。
「放っておいたって良くならないから…よし、今から(病院に)行こう!」と蝶子が誘った。
32:36~ 営業所のシーン。春田(田中圭)は和泉(井浦新)に『ダメだってそういうの!』とキレられたことが気になるようだ。
春田が声をかけたところで、和泉に電話がかかってきた。「何その会社」と春田はいぶかしがる。
「アシカガさん…」5話でも出てきた公安の元上司からだった。
「菊之助(三浦翔平)が負傷した。搬送先は東京第三警察病院」
和泉は電話を切って立ち上がる。
「春田さん…ちょっと出てきます」
「研修中に勝手に…」何も知らない春田は止めようとして、投げられてしまった。
和泉と菊様が元職現職の公安なのを知っている春田には、耳打ちでもして本当のことを言って良かった気もする。春田なら行かせてくれそうだ。アシカガさんが菊様の負傷を元職の和泉に伝えたのは温情なのだろうか。
33:50~ 投げられた春田の呆然とした表情から、菊様の搬送シーンに移る。
34:02~ 蝶子が武蔵を病院に連れてきたシーン。「もう大丈夫だから」と言う武蔵に蝶子は「一人じゃ不安でしょう?」と付き添う。
この病院に蝶子が連れてきた理由は、二人が結婚する前に武蔵が蝶子を連れてきて、この人と一緒になってもいいかなと思ったかららしい。昭和風の回想シーンが流れた。
私が良くなった場所だし、何か縁起がいいでしょと話す蝶子。
武蔵が診察に呼ばれた頃、病院の玄関に入ってきた和泉。秋斗(田中圭/二役)を失ったときが頭をよぎり、救急まで駆けつける。警察病院だけあり、病院の中については知っていたのかもしれない。
「ご家族の方ですか?」
「家族…どうでもいいだろ」
「ご家族の方以外は…」
「あんたらに俺と菊の何が分かるんだよ!」と医師らと押し問答になる。公安の現職だったらまだ良かったのかもしれないが、和泉は菊様の様子が分からず混乱していたのだろうか。
36:57~ レントゲンの画像を見ながら「ここに少し気になる影が…」と医師が武蔵に伝え、詳しい検査を勧められる。
「影があるって言われたらさすがに怖いよ」「検査結果もついてきてあげるよ」と蝶子と話し合いながら歩いていると、ロビーで呆然と座る和泉に出会い、蝶子が声をかけた。
だが「家族って何なんですかね」とだけつぶやく和泉はその場を去ってしまった。
→8に続く。