※あくまで妄想です #03-② 長野(松本)
一話はこちらから↓
https://note.com/yuba_desu/n/n652334a76c72
2日間かけていろんな松本駅周辺の施設を回った。
その中でたくさんの発見があった。やっぱり行ってみなきゃわからない。
実際、一番最初に松本に行く決め手となった本屋さんに行ったけれど、
実際行ってみると私には少し肌感が合わず、ほぼ逃げるように店を出てしまったり(もちろん外観やコンセプトもHP通りだし、お店の方はゆったりしていてとても素敵だった)、
宿泊先に初めてゲストハウスを選んだけれど、お店のグローバルな明るい雰囲気にたじろいで、なかなかチェックインすることができなかったりした(お店の人がとてもいい人だった分、自分の内向的な性格をこの時ばかりは恨んだ)。
私は自分で店舗を持ってビジネスをやりたいと結構真剣に思っているので、
こういった良いところや疑問に思ったところ、自分の向き・不向きが肌で感じられてすごく勉強になる。
全てが自分にとってプラス要素に考えられるようになったのは、リアルビジネスを志してよかったと思える点の一つだ。
今回の②では、松本を歩いた中で自分的にどストライクだったお店も
いくつか紹介していこうと思う。
peg
中町通の裏路地にある、自然派ワインと美味しい料理が楽しめるお店。
私はお昼に行き、名物のpegdogと赤ワインをいただきいた。
すごーくすごーく雰囲気のあるおしゃれなお店だったので、入るのに若干迷ったけれど
私が行った時間帯はたまたま空いてて、そして幸いにもお店の方も気さくに接してくださり、ハードルがぐんぐん下がった。
カウンターに座ると、なんとまあ落ち着く。。
とってもオシャレでこじんまりとした店内だけど、開放感も適度にある。でもソワソワしなくて過ごしやすい。
普段の私は店内がオシャレすぎるとご飯の味もわからないし店内を見渡せずただひたすら下を向いて時が過ぎるのを待ってしまうのだけど、ここはそんなことない。
カウンターは色あせた月日を感じさせる木のテーブルで、お店の雰囲気にぴったりだし、料理にもぴったりだった。
街中なのに森のコテージにいるような安心感。
店内や料理や雰囲気を全て合わせてデザインしていくのが飲食店はかなり重要なことなんだなあと気づかされる。
他のお客さんもいる中で、オススメを聞いてもお店の方は丁寧に対応してくれて、ワインの説明もしっかりしてくれた。
pegdogには新鮮でプリッとしたレーズンがパン生地に練りこまれてて、その爽やかさと白やスパークリングなどの軽さにマッチするし、また超絶ジューシーで肉肉しく食べ応えのあるソーセージには赤ワインと重めに合わせても申し分ない。とのこと。
赤ワインの中でも2種類を出していただき、私はスパイシーさのあるローヌのシラーとグルナッシュをチョイス。
まだまだ初心者だけど、個人的にローヌのワインは、この日のようなゆるゆるとお昼から飲むのに最強最適なワインだと思う。
こんな素敵なお店があることと、こんな素敵なお店にたどり着けた自分に心の中で盛大な拍手を送った。
もうディナーも頂いたらどうなってしまうのだろう。
次回のお楽しみにとっておこうと思う。
(待ちきれずに焦って「記録できたらいいや」的な感じで雑な写真を撮るのは私の悪い癖なのだ)
しき (糦)
こちらは2日目のお昼に行った定食と日本酒のお店。
宿泊したゲストハウスの奧さんに教えてもらい、次の日に行こうと決めていた。
おばんざいセットを注文。
色とりどりの料理をちょっとずつつまみながら、選んでもらった日本酒を飲む。
爽やかですっきりした味わいと超マッチ。明るい昼間から幸せな時間。
ここでは何より忙しい中でもお客さんに気配りを忘れないお店の方にときめいた。
暑い中待っているお客さんに冷たいお茶を出したり、お礼に小鉢で前菜を出したり、ひとり客の私にもきちんと気を配って対応してくれる。後でセットのお米だけ無しにしてほしいとお願いしたら値下げまでしていただいた。
普段は仕事の休憩時間にランチに行くけれど、さすがにこんな忙しい時間帯にハートフルな対応をしてくれるお店はなかったから、かなりときめいてしまった。
素敵な体験をさせてもらったことに感謝したい。
(雑過ぎるよね写真)
正直まだまだある。
「珈琲まるも」のハニートーストは絶品で、上のナッツがサクサク、トーストは甘くてふんわりの食感が楽しくて仕方がなかったこと。
付け合わせのサラダが暑くて熱中症気味のからだに染みること。
細い路地を通った先にある「cafe chiiann」でいただいたブルーベリーとクリームチーズのバターケーキの美味しさにひとりでジーンとしたこと。
外の暑さに限界を感じ、たまたま見つけた古本屋と喫茶店を営む「想雲堂」で柔らかい皮生地の椅子に体を預けて、冷たいコーヒーを飲みながらゆっくり本を読んだこと。
老舗工芸品店である「ちきりや工芸店」でお気に入りを見つけて、その商品の良さをお店の方におしえてもらったこと。
日々忙しく過ごしている中や、ディズニーランドやUSJでは絶対に見つけることのできないし、ガイドブックや SNSをみているだけではこうも行かない。
松本の時の流れ方の良さを、たくさんお店が教えてくれた。
大人になって得られる楽しさや経験値を改めて知った2日間だった。
これだから旅はやめられないのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?