「苦しみはいつもそこにある。」
少々悲観的に聞こえますが、
これは私が好きな Vipassanaの言葉の一つです。
人間にとって最大の苦しみは死で
どんな生き物であっても
老いに抵抗することは出来ず
死なない生き物はいません。
草木もやがて枯れます。
だからこそ命と言うものは美しく、
皆が平等にこの苦しみを持っています。
苦しみから解放されるにはこの真理を受け入れること。
苦しみはそこにあると受け入れた時、はじめて
そこにある幸せにも気付けるのかなと、
思いました。
もしも器に入った高級な油を、
誤って落としてしまい、半分の油をこぼしてしまった時
失った半分の油を見て悲観的になるのか、
残った半分の油を見て楽観的になるのか、
または
残った半分を見て微笑み、
残った時間ではたらき、もう半分得ようと努めるのか。
この3つ目がVipassanaの考え方で、
楽観的で、現実的、問題解決的 なのです。
私はこの考え方が大好きです。
死は苦しい
しかし死に直面した時
それぞれの魂はまた受け継がれ、
この人生はただ魂の「次の家」を
探しているに過ぎないと、
ブッダは言ったそうです。