#29「勝ちにこだわる」ことについて考えてみた
先日ツイートした内容に反応をくださった方が多かったので、今回はその内容について自分が思う事をまとめてみました。
以下、先日のツイート
私はトップチームに長年所属しているので、育成年代へのアプローチについてはまだ知識、経験ともに浅い為、現在自分でもアップデートを重ねている最中です。
そんな私が現時点で言えることは、育成年代に関わるうえで前提となる考え方として「子供は大人のミニチュアではない」ということです。
成長過程にある身体、心に対して、大人と同じようなアプローチをしていては問題が生じてしまうケースが多くなってしまいます。
そういった背景から、どういった姿勢で競技に取り組んでいくべきか?についても大人とは違うこととして捉えられるようになっていってしまったのかなと思います。
そうなると、どうしても起こるのが考え方の2極化。
勝つため ⇔ 成長のため
どちらか一方に偏りすぎることによって、自由な考え方が失われてしまいがちで、極端になってしまう。あれはダメ、これはダメって。
そうなると、すごく息苦しいですよね。
目的は楽しむこと
先ほどのツイートに対してこのようなやり取りがありました。
そうなんですよね。
勝つことは目標だが、目的ではない
目標とは、目的を達成するためにいくつもある手段であるともいえます。
それを理解したうえで、自分たちで目的や目標を設定する機会を設けることが大切です。
大人はどうなの?
大人だとしても、
プロだとしても、
アマチュアだとしても、
趣味程度だとしても、
私は楽しむことは目的として持っておいてほしいと思っています。
そして、先述したように、その目的を果たすために「勝負にこだわる」べきだし、自然とそうなるんだと思います。
特にプロの選手は結果(勝つこと)がより求められます。
しかし、だからこそ「楽しむこと」を大事にしてほしいです。
こういう事を話すと、「プロとして甘すぎる」とご指摘いただくことがあるのですが、私の考えは変わりません。
皆さんは、何のために今その競技に取り組んでいますか?
ゆっくり自分と向き合う時間を作ってみると、新たな気づきと出会えるかもしれません。