映画「福田村事件」
気付いたら地元の映画館でも上映されていたので、観てきました。
いつものように、事前に情報はなるべく入れず、ただただ起きる出来事を体験。
詳細は省きますが、
「知らない事」の弱さ
「知らせる事」の大事さ
「知った事」への判断力、理解力
「きちんと知る事」の重大さ
「情報操作」の恐ろしさ
「大きい声(音量的な事ではなくて)」の力
などを感じました。
いや、体感したと言った方が正しいのか。
僕自身、映画になるまでこの事件の事は知らなかったので、知らないままでいた自分と、知った自分とで、物事を捉える目線が違ってくると思います。
キャストの皆さまも、この映画の中に渦巻く感情を体現すべく全身全霊で臨んでいるのがビシビシ伝わってきました。
僕の周りの、特に役者のみんなが「凄かった」と言っていた理由が良く分かりました。
演技巧者が揃う中、印象に残ったのが、新聞記者役をされた木竜麻生さん。
以前から知っていましたが、昔、映画の「クライマーズ・ハイ」の記者役でブレイクした滝藤賢一さんのようなとても良い役どころで、存分に演技力と存在感を見せていました。(なんだか上から目線ですみません…)
映画には、笑わせる事や怖がらせるといった「エンターテインメント」の力があると共に、こうして「知らなかった事」を、「知る」、そして「伝える」事のできる力もあり、今回は、まさに「伝える」方の映画の力を強く感じました。
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