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#庭

高桐院

高桐院

高桐院(こうとういん)は、大徳寺の塔頭のひとつ。
灯台躑躅で赤く染まる茶室が印象的。

開基(創立者)は細川忠興(三斎)、開山(初代住職)は玉甫紹琮(ぎょくほじょうそう)である。

戦国時代に智将として名を馳せ、茶人としては利休七哲の1人として知られる細川忠興(三斎)が父・細川藤孝(幽斎)のために慶長7年(1602年)建立した寺で、玉甫紹琮を開山とする。

玉甫紹琮は幽斎の弟で、三斎のおじにあたる

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興臨院

興臨院

興臨院(こうりんいん)は、大徳寺の塔頭。通常は公開されていない。

大永年間(1521年- 1528年)に、能登国の戦国大名・畠山義総が大徳寺86世の小渓紹ふ(「ふ」は「付」の下に「心」、仏智大通禅師)を開山として建立

その後、畠山家が没落するが天正14年(1586年)に加賀百万石の基礎を築いた戦国大名・前田利家により改修が行われ、前田家の菩提寺となり庇護される。

室町時代の方丈建築様式の特徴

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桂春院

桂春院

桂春院は妙心寺の塔頭のひとつ。

慶長3年(1598)、織田信長の嫡男信忠の次男である津田秀則によって見性院として創建され、寛永9年(1635)に美濃国(現岐阜県)の豪族石河貞政が建物を完備し、名を桂春院と改めた。

方丈内部の襖絵は狩野山雪の筆。

茶室既白庵(きはくあん)は長浜城から書院とともに移築されたもの。

「侘」「清浄」「思惟」「真如」と名付けられた4つの庭は、国の名勝及び史跡に指定さ

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