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春は曙。ではなく、筍。

はじめまして、皮つき筍。そして、あく抜き。

筍が好きだ。
でも、都会に住んでいたころは、実家でさえ、出てくるのは中国産の水煮を料理したもの。
山に生えているような筍を目撃することなど、人生で数回あったかなかったかであった。

ところが。
新潟に移住して2回目の春になるが、春になると驚くほど筍が出回る。

「久しぶり、今、山で筍採ってきたけどいるか?」
「草抜きお疲れ様、筍好き?」
「筍持って帰るか?」

みんな、どんだけ筍掘りに行ってるねん!
と思っていたが、もしかしたら自分の裏山とかににょきにょき生えているのかもしれない。真相は、謎。

兎にも角にも、毎年驚くほど筍をいただく。
春は、筍のお刺身にお吸い物、筍ごはん、煮物、焼売・・・なんかが続く。(幸せだ)

そして今年も筍をいただいた。
実は、皮ごとこのままいただいたのは初めて。

「剥いたら半分以下になるから」
と言われていただいたものの、なかなかの大きさである。

ほんとうに動物みたいな手触りの皮。

そして、筍の皮がこんなに動物みたいな手触りだとは知らなかった。
きっと、目をつぶって触らされたらなにかの動物だと思うだろう。

そして剥き始めてみると・・・
ほんとうに、びっくりするくらいどこまで剥いたらよいのかわからない。
ゴールが見えない。

なんとなくフィーリングで、そろそろよいかな?と思うところまで剥いてみる。初めて玉ねぎを剥いた時みたいだ。

そして、初めてのあく抜き。
米ぬかが必要とかいろいろ聞いたけれど、お米をひとつまみ入れるというのが一番お手軽そうだったので、そちらを実践。

ゆで時間が少なすぎたり、つまようじを刺そうとしたら筍が沈んで熱湯に指をつけたり、すったもんだあったが、なんとかあく抜きにも成功。(たぶん)

あく抜きした筍はさっそく炊き込みごはんと、お吸い物にしました。

具だくさん、鍋で炊きました

山のものも海のものもある暮らしは、都会では体験できないような食材にたくさん出会います。

人生が豊かになると思って、というのと、単純にとっても美味しいので、日々楽しく料理に勤しんでいます。

日々一生懸命暮らしています。 もしもよろしければ、ぜひサポートよろしくお願いいたします。 がんばる気力に代えさせていただきます・・・!