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🍀なんなる40未来の種蒔篇(13)「1リットルの。ひとつぶの。」

葉月さんファミリーの皆さん、いつも笑顔と元気と勇気をありがとうございます。

東京大学・インクルーシブ教育定例研究会「中学生渡邊葉月さんが語る、地域の学校・普通学級の魅力と違和感」(2024年12月28日)をオンラインで拝聴した。
インスタグラムやYoutubeでずっと応援してきた女の子。彼女からいつも笑顔と元気をもらってきた。

まだ中学1年の少女が、大人の参加者が多い中で自分の気持ちを伝えるのに、どんなに勇気がいったことだろう。
勇気を出して伝えてくれてありがとうございます。
質疑応答で登場してくれた大阪の中学1年の女の子もありがとうございます。

ひとつぶの涙

彼女のひとつぶの涙を見て、「1リットルの涙」の木藤亜也さん(1962~1988)を思い出した。目指した進学校に合格しながらも、病気が進行し、学校側の「三級障害者に適した設備がない。他にもっと適した学校があるから…」という説明を聞いた後、影で号泣した亜也さんの涙。
ついでに(笑)昔、中学生だった自分の流した涙も思い出した。「聞こえない子は聾学校」と周囲の大人の言うことに素直に従った結果、たくさんの理不尽な思いをしてたくさん泣いた。
2024年が終わり、2025年を迎えようとする今。障がいのある子どもが「教育不可能」と言われていた時代の一つの到達点であった1979年の養護学校義務制からさらに半世紀近くたった今。
学校教育の基本構造に涙する子が、いる。ことの意味を考える。

「特別支援学校のノウハウを通常学校にも取り入れてほしいな」

と、講演の中で彼女は明るく語った。
特別支援学校か通常学校かの二択ではなく、地域の学校。
地域の学校で地域のお友だちと一緒に学び暮らす。
作業療法士や理学療法士、言語療法士、看護師、様々な職種が学校に入る。
私は想像できる。
日々の雑務に追われて止まっていた、架空事例を立てて検証する【インクルーシブ教育に連なる文脈で想像してみる歴史学習】
新年が明けたら、筆を進めよう。
彼女の声に押されて、私もがんばろうと思う。
今日も私に勇気をわけてくれてありがとう。


人はカラフルなのだ。
人の内面もまたカラフルなのだ。