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観た映画・ドラマまとめ(2024年後半2)

第二弾の映画・ドラマ感想ミニコーナーでござる。

すべて個人の感想であるので、特段意味はありません。
違う人が観たら全く違う感想になること間違いなし。


ロスト・キング 500年越しの運命(2022年、イギリス)(いまいち)

イギリスの主婦がなぜか歴史に目覚め、リチャード3世の遺骨発見を成し遂げるまでの話を描く映画。

うーん、好みじゃなかった。つまらん。
主婦のフィリッパが突然歴史オタクになり、自分で本を読み漁り、ファンクラブ加入し、大学教授に議論を持ちかけ、発掘調査にこぎつけるまでの様子が流れる。この過程がメインなのだがいまいち響くものはなかった。

終始オタクが頑張ってオタクして持論を布教し、パワーのごり押しで周りの人動かしているだけに見えてあまり心動くことはなかった。オタク活動を通して人間的に成長するとか、もっと違う見せ方してくれれば感動したかもしれない。
私がすでにオタクだから新鮮味が感じられなかっただけかもしれないけどね。

実写版ワンピース(ふつう)

さて。観てみたかった作品でした。ワンピース。これを観るために私はアニメでイーストブルー編を履修したのよ。

一言でいうと、素敵なドラマだと思った。制作側からの愛情と努力をめちゃめちゃ感じた。海賊の残虐性がマシマシで心地いい。けど、やっぱり本家の二次創作、派生作品としてみるのがいいよね・・と思った。

アニメ版と比較してペースが遅いと感じた。実写だから仕方がないが、アニメのサクサク感が恋しかった。ギャグも少な目だし。仕方ないかなあ。

アニメだと各キャラの仲間に入る過程を丁寧に描き、故郷を離れる際の感動もひとしおなのだが、実写ではどうしても端折られてしまい、その部分の感動が薄くなって惜しかった。サンジは成り行きでついてきただけの印象になってしまったし、ナミのお金集めに関してクズなところも薄味になっていた。

ルフィのおじいちゃん率いる海軍とコビーのパートがどうでもよくて、スキップしがちだった。ごめんね。

個人的には、サンジの登場パートについて、とても端折られてしまったのが悲しい。ドンクリークの部下を助けた理由とか、ルフィが雑用から解放されたエピソードとか端折られすぎる。。サンジの持ち味こんなもんじゃない。アニメ見ておいてよかった。ウソップまではそこそこ丁寧だったのに、尺の問題なのかこうだ。うーん。

キャストと演技は好きだ。ルフィの力強くて、かわいい顔立ち好きだし、サンジのニヨニヨ感うさん臭くて好き。ウソップはアニメ版と差分を感じなかった。そのままだった。
バギー船長は若すぎてついていけないかな。もっと貫禄がほしい。サーカス場で現地の人を観客として鎖に繋ぎ止め、無理やりリアクションさせるとかいう、残酷な演出めちゃよかった。アニメだとコメディ色強くなってしまうけど、実際の海賊感出すのイイよね。

実写版ワンピースは面白かった。けど、解釈不一致なところもあった。ペースも遅い。★4くらい。大好きにはなれないが、続編があれば観てみたいドラマですね。


フラーハウス(良き)

大人気コメディドラマ、フルハウスの続編シリーズ。
アメリカのとある家庭生活がテーマで、コメディとヒューマンドラマ。笑いが絶えない。

終始明るく、大人や子供たちが揃ってふざけっぱなしなので、気分を上げたいときにおすすめ。これを観れば愉快な気分になること間違いなし。
仕事を終えた後にこれを見て人間を取り戻すことをよくやってた。私も登場しただけで、ヒューとかイエーイとか言われたいものだ。そうなれれば自己肯定感爆上がりする。

私はこのドラマみたいに、突拍子もない冗談や意見をぽんぽん言って、周りを驚かせるようなギャグが好きだ。実際に私の書く小説は、そういうノリのギャグを書く時がある。私はフラーハウス的ギャグの人です。

エリザベート(2022)(ふつう)

オーストリアの皇后、エリーザベトの人生を描くドラマ。

ごめん3話までしか観てない。3話で結婚式をしたら満足しちゃったんだよね。ネトフリの契約期限が迫っていたからここでおわり。

ガチのお城でのダンスシーンがたっぷり見れて大満足だった。私はダンスが好きだ。ダンスなら毎回やってくれて構わない。ダンスフェチだよ♪

皇帝フランツも弟のマクシミリアンもイケメンだし、ヒロインは素朴で芯の強いいい感じの女性だし、豪華なお城が観れるし、私が好きになれるドラマだった。またネトフリ契約したら続きを観たい。


パリタクシー(2023)(最高)

パリでタクシー運転手として働くおっさんが、とある老婆をお客さんとして運ぶことになる。長い道中、車内で世間話に花を咲かせ、やがて老婆の人生が語られる・・という、ハートフルでほんわかしたヒューマンドラマ。

これ!! めちゃよかったーーー!!!! 泣ける!!

正直あまり期待しておらず、暇つぶしのテイで見ていたが裏切られた。

最初は心を閉ざしていた運転手のおっさんが、老婆と打ち解けて中盤からニッコニコになるのよ。2人でパリの街並みをのんびりドライブしながら、人生の過去の思い出に花を咲かせていく。

おっさんと、おばあちゃんの、ほっこり友情道中。これが癒される!!

私、関係性オタクじゃないんだけど、この2人の人間関係がとてもいいのよ。赤の他人なのに旅が進むうちに、もはや心をオープンして家族みたいな関係になるわけ。この2人が仲良くしてるとなぜか私は幸せになります。
こ、これが関係性が好きな人の気持ちなのか・・?確かに自己投影はしていない。空気にすらなってない。けどいい気持になる不思議。

終盤がとてもよかった。ついにタクシーが目的地に到着してしまう。この時のなんてことはない空気が愛おしかったな。
確かに目的地に着いた。仕事は完了した。でも別れたくないな。そんな微妙な温度感がよく伝わってきた。
かつて家族旅行に行き、車で家に帰ってきた時の気持ちが思い出された。この、安心と寂しさがまじった、旅の終わりの空気がいいよね。タクシーが一人で夜の街を走っていく様子も。ゆっくりと流れる時間。これぞ旅の終わりだよ。わかる。あの時の気持ちがまた味わえるなんて思わなかった。

この映画を観ることで、なぜかどこか懐かしいような、人の温かさに触れたような、いい気持ちになりました。このおばあちゃんの演技とお人柄がイイからなのかな?おっさんの真摯さがいいのか?わからない。映画ってすげーな。

この映画、とても素敵な映画ですよ。胸を張ってお勧めします。

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