自分の素直な気持ちに向き合う|その感情は悲しみなのか怒りなのか不安か
おはようございます。
今週から、新しいライターさんが記事や漫画を書いてくれます。
第一弾は『盗みに依存する窃盗症「クレプトマニア」からの脱却|648日目の闘い』という取材記事です。
窃盗は犯罪だけど、依存症なんですね。その苦しみと心理。
3月18日(木)10時に公開するのでぜひ、読んでください。
最近、あるライターさんから「新しい仕事が決まらないことより古い付き合いのある媒体から切られるのは寂しい」と言われてハッとしました。
仕事がなくなるって収入が減るという経済的なつらさだと思っていたけど「寂しい」ことでもあるんですよね。
いつも仕事でやり取りしてた人と接点がなくなってしまう。
自分がその会社から必要とされないっていう現実。
ずっと続くと思っていたその環境が終わってしまう。
そんな悲しみ。
それは、人によっては収入が減ること自体より「寂しい」という気持ちが大きいかもしれません。
私は2年間、臨床心理士さんからカウンセリングを受けたことがあります。
自分の気持ちが分からない、消化できなくて、頭痛や腹痛として体の痛みになってしまう。いわゆる心身症を直したかったから受けました。
その時に徹底的にしたことが、感情の細分化でした。
私の場合、「怒り」の感情を細分化していくと「悲しみ」だったことが多かったです。臆病な私は「怒り」だと思っていたら「恐怖」な場合も多かった。
人は弱い自分を守るために、合理化してしまうことがあります。
「いきなり仕事を首になった!
明日から収入減だ!
どうしてくれるんだ!」
と怒りを覚えたとします。
だけど、その奥にある「悲しみ」を受け止めることは自分の弱さと向き合うこと。
なので「自分は悪くない。
自分を理解してくれなかったあの会社が悪い!
あの上司が悪い!」
といった感じで「怒り」として「合理化」「正当化」してしまうことは多々あります。
でも、その奥にある「悲しみ」を「悲しみ」としてきちんと受け止めないとその感情はいつまでも処理されずに心に残ったまま。
そういった未処理の感情が溜まっていくと、過去の私のように心身症になってしまうこともある。
モヤモヤして気持ちが落ち着かないときは、ノートに自分の気持ちを書き出して自分の感情の正体に向き合ってみるとかなりスッキリします。
そして、悲しみや恐怖といった自分の素直な感情を、親しい人や信頼している人に話すことにより私はその感情を手放すようにしています。
皆さんにもぜひおすすめです。
今の自分の気持ちの正体と向き合ってみてください。
「弱さ」を受け入れられることは「強さ」だと私は思います。
今日は日曜日。昨日と打って変わって東京はいい天気です。
日の光にあたりながら、自分の心を見つめなおす時間を取るのもいいですね。
先週はこんな記事が読まれました。ぜひ、読んでみてください。