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発達障害とSNS|悪口の拡散で孤立!自分が書いた言葉で自己嫌悪にならない唯一の方法

おはようございます。今年は桜の開花も早いようですね。オンライン花見になるのか、オフラインか。気になるところです。

さて、私は仕事柄、発達障害当事者の方と接する機会が多くいつも思うこと。SNS(FACEBOOKやTwitterなど)と発達障害者は相性が悪いなぁと。

当事者会のもめごと、個人的なもめごとをSNSで拡散する・または投稿する方がとても多い。私は立場上、イベントやライター契約などを「できません」という機会も多い。また弊社のマンパワー不足の問題でもありますが、あまりにも手がかかる当事者の方は距離を置かざるを得ません。

そんなときに「いつものパターン」として起きるのがSNSでの悪口の拡散です。正直、もう慣れっこになっているし、しない人の方が珍しい。

その原因として挙げられるのが、自己肯定感の低さだと思います。

『自己肯定感が低いと周りからの賛同が欲しくなる→自己正当化のために拡散する→書きすぎて「いい加減にしたら?」と呆れられ自爆する』

このパターンは何度も見てきました。周りの支援者に聞いても「向いてないと思う」という方が多い。当事者会や自助会でも、内部でのもめごとをSNSで周りを巻き込んでやっている人がとても多い。

そのパターンって後々、自己嫌悪になることが多いと思うんですね。それを防ぐ唯一の方法って「人の評価なんか当てにならない」ということを知って、書き込む前に立ち止まることしかないと思います。

周りの人も最初は「こんなひどいことされた!」と書くと同情してくれます。慰めの言葉もかけてくれる。そのときに「私は正しいのだ!みんな同調してくれた!」と思うからこそするんでしょう。

だけど、しばらく続けると「問題の詳細」を聞く人が現れます。そうなると、答えなきゃならなくなる。だんだんと「あなたも悪いんじゃないの?」という反論が出てきます。最後には「いい加減にしろ!」となって距離を置かれてしまう。

人の悪口も何日も続いて投稿されてたら、読んでる方もうんざりするからです。

あとは「この人と今はいい関係だけど、関係が壊れたら自分も拡散されるのか」という怖さがありますね。

その繰り返しをしていると人間関係も安定しないし、長期的な信頼が得られない。なので、刹那的な関係性になってしまう。このパターン終わりにしましょう。

私は一切反論しません。それは何も私が立派な人間だからじゃなく、その方が得だからなんですね。「沈黙は金 雄弁は銀」ということわざがありますが、ご想像にお任せしますと答えてる方が信頼を得られる。

だけど、私の悪口を読んで離れていく人も当然います。だから、人の評価なんか当てにならないんです。一方の言い分だけ聞いて離れていく人は、何かしらのきっかけでいつか離れていく人です。悔しい・悲しい気持ちは分かるけど、長期的なメリットを考えるとそんなときは黙ってる方が圧倒的に得だったことが多いです。

人とつながるために始めたSNSで、孤立するのは寂しいじゃないですか。なので、インターネットと距離を置いて付き合いましょう。

以前、掲載したスマイリー・キクチさんの取材記事が参考になると思います。読んだことがない方は読んでみてください。

では、今日もほどほど頑張りましょう。よい一日を!


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田口ゆう
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