自分のことを一番わかっているのは本当に自分なのだろうか
「あなたは私のことなんて何も知らないんだから知ったような口を利かないでくれ」
こう思ったことが今までの人生で何度かある。きっと私だけではないと思う。
でも本当に何も知らなかったのだろうか。そもそも自分は自分のことをちゃんと理解しているのだろうか。友達が話していた自分のこと、先生が話していた自分のこと、家族が話していた自分のこと、どこまで信じられていただろうか。
普段の会話の中で、「私のことどう思ってる?」とか、「私ってどんな性格?」とか、自分から聞くことは少ない。正直めちゃくちゃ気になるけれど。
あまりはっきりとした記憶ではないが、中学校の保健の授業で、グループの中で一人一人の特徴みたいなものを教科書に書かれている欄の言葉からいくつか選んでそれを共有する、といったことをしたことがある。そこで私は全く仲良くもない男子に「頑固」という言葉を選ばれたことがある。「私のことなんて何も知らないくせに頑固ってなんだよ」と、当時なぜか不本意に定着してしまったキレキャラでそう返したが、(周りから見たら自分って頑固なのかな…)と内心ではひっかかっていた。ていうか、今でもこの出来事を覚えているくらいは気にしていた(笑)。
自分では気づくことのできない自分の側面があるからこそ、失敗したり、反対に成功したりするのかなとか考えているうちに、自分はまだまだ自分自身のことについて何も知らない気がした。矛盾めいたことだが、自分の中ではずっと頭から離れない事柄だったのでnoteに書いてみる。
もっとも、現在の若者は自己肯定感が低いと言われていて、他人からの褒め言葉も簡単には受け入れられない人が増えているという。確かに私もその一人である。褒めてもらったりすることがあっても、「え、なんで?」とついつい疑ってしまう。自分にはこれだ!と言える魅力でもわかれば、自分も他人からの褒め言葉を素直に受け入れられるのかなぁなんて…。
なんのまとまりもない文章だが、この話には「答え」がない。とりあえず心の赴くままに書いたのだが、いざ自分の気持ちを文字に起こすことでちょっとは自分自身の心のうちを整理できた気がする。大学生で時間のある今のうちに、自分の魅力というものを自分で理解できるように努力していきたいし、自分に関してだけでなく、自分の周りの大切な人が、自分の褒め言葉でその人自身をその人が認めてあげられたらと強く思う。
自分のこと、もっと知りたい。
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