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『獣神サンダー・ライガー自伝(上) (下)』を読みました。

『獣神サンダー・ライガー自伝(上) (下)』


著者:獣神サンダー・ライガー


内容紹介
世界の獣神サンダー・ライガーの生い立ちからデビュー、獣神ライガー誕生から活躍をインタビュー形式で綴る自伝。



獣神サンダー・ライガーは山田恵一である。
コレは曲がりない事実である。

山田少年は藤波 辰巳(現:辰爾)に憧れプロレスラーを志、身体を鍛え、高校生の頃はレスリング入部し国体にも出場した。

しかし、今でこそ身長の低いプロレスラーがいるが、当時は新弟子試験を受けるのにも身長の規定があった。

そのせいで新日本プロレスに入団することをあきらめてしまう。というよりあきらめるしかなかった。

それでもメキシコでならプロレスラーになれるじゃないかと、高校卒業後単身メキシコに渡る。

そこで偶然出会ったグラン浜田の紹介で、山本小鉄を紹介され、その山本小鉄の独断で新日本プロレスに入団することに。

まるでシンデレラストーリーだ。

新弟子時代をへて海外遠征なども経験した。

その当時、大人気であったタイガーマスクは突然の引退。次のマスクマンを、ということでデビューしたザ・コブラもいまいち。
なにかいい案がないか、といったとこに、永井豪原作のアニメ『獣神ライガー』が開始するタイアップとして、獣神ライガーをデビューさせようという話が持ち上がる。

そこで白羽の矢が立ったのが元々マスクマンにもなりたかった山田恵一である。(船木誠勝が断ったからというのあるが)

獣神ライガーがデビューしたことにより、

『山田恵一はリバープールの風になった』

という名言があるが、他のマスクマンと違うところは、

『山田恵一、ライガーになります』

といってマスクマンになったところだ。

それは当時の雑誌にもちゃんと記事として載っていることで、多くの人が忘れた、知らない事実なのだ。

つまり、半笑いでライガーのことを山田恵一とイジるやからが存在しているが、元々マスクをかぶりますといってライガーになっているので、そこをイジること自体、バカなことなのである。

これは、ホント、多くの人に憶えて帰ってもらいたい話なのである。







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