【就活】 御縁
つい最近、第一志望の企業からお祈りメールが届いた。
御縁が無かった。しゃーなし。期待はしていなかった。
そこは誰もが知っているであろうガチガチの大手企業。好きなことを仕事にしたいと思い志望した企業だったが、やはり現実はそう甘くなかった。
だって、同じこと考えてる人が山程いるから。
自分よりもっともっと優秀な人がたくさんいるから。
ESは通ったが適性検査で落ちたのが、正直悔しいところではあるが。
準備不足、勉強不足なのは重々承知。
一方で、シンプルな学力じゃなくて、この熱意を直接話させてくれ!と思っている自分もいる。(じゃあ、もっと勉強せぇ)
1ヶ月以上もかけてESや課題に取り組んだのに…
矛盾まみれの我儘な感情ばかりが湧いてくる。
今後、自分に御縁がある企業はあるのだろうか。
不安ではなく、単純な疑問。
大学受験でも第一志望に落ちたが、今の大学と偶然御縁があり入学した。この選択は、あらゆる状況への考慮と、ほんの少しの妥協だった。
結果的に、今の大学を選んで後悔はない。むしろ、良かったと思っている。かけがえのない友人ができ、部活動や留学も経験できた。
就職活動も、好きな物事へのこだわりより御縁を優先するマインドで進めていいのか。
仮にここで妥協して、今後の人生がどうなるのか。
ほんの少しだけ怖さがある。
好きなものや興味のある分野を優先すれば、今後も狭き門に挑戦することになり、内定を獲得することは難しくなる。
御縁があっても事業に興味が無い場合、熱を持って仕事ができるのか。熱を帯びるまで我慢ができるのか。
正直、まだ「好きなもの」への執着が捨てきれない。
働くからには、好きなもの、モチベーションに繋がるものに携わっていたい。
今回のお祈りメールが届いて絶望したわけではない。ただ今回のお祈りを機に、現実に目を向けていかなければならないなと思ったからである。
今後、就活を進めていく中で、目を背けたくなる、ふて寝したくなることもあるだろう。
そんな今後の自分のためにこの言葉を送ります。
「ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか」(『ハイキュー!!』田中龍之介)
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