見出し画像

百聞は一見にしかず、百見は一○にしかず。

百聞は一見にしかず
人から何度も聞くより、一度実際に自分の目で見るほうが確かであり、よくわかる。《「漢書」趙充国伝より》
出典:デジタル大辞泉(小学館)

「一度も見たことない」けど「理解する」ことは不可能

ある事柄に対して「書籍を読む」「ニュースを読む」「最新の動向を読む」「事柄について聞く」といった状態も「一度も見たことがない」のであれば理解することはできません。

「一度も見たことがない」ものに対して「聞く」「読む」だけで理解することは不可能に近く、少なくとも自身で「本物を見る」ことが理解することの最低条件となります。

「聞く」ことで生まれた興味関心に対する次のフェーズは「沢山聞く」ではなく、まず「見る」こと。

見ることで「本物」を知ることができますし、見ることで聞いたことの理解が一気に加速します。

そしてこの「見る」は現代社会では「体験する」「実行する」とも同義と言えます。

SNSで知っただけで世界の全てを知った気になってしまいがちですが、実際に体験したことがある、経験したことがある人には勝てません。

「体験」や「経験」を重ねることで影響力を持ち、その言葉に重みが付加されていくのです。


見るだけでは意味がない!諺には続きがある。

百聞は一見に如かず
聞くだけでなく、実際に見てみないとわからない

百見は一考に如かず
沢山見ても、それを元に自分で考えないと意味がない

百考は一行に如かず
どれだけ考えても、実際に行動しなければ意味がない

百行は一果に如かず
行動するだけでなく、そこから成果を出さなければ意味がない

百果は一幸に如かず
成果が出ても、成果が幸せや喜びにつながらなければならない

百幸は一皇に如かず

自分の幸せだけでなく、みんなの幸せを考えることが大事である

「百聞は一見にしかず」は、<見る⇨考える⇨行動する⇨成果を出す⇨幸福へ繋がる⇨周りが幸せになる>ことが大切であると続いています。

これは現代社会にも通づる金言であり、教訓です。

「見る」だけでは不十分で、見たものに対しても「それをもとに自分で考えなければ意味がない」のです。

また、そこから導き出された「考え」で立ち止まってしまっては自身のためにはなりません。「考えをもとに行動を起こす」ことが重要です。

百考は一行に如かず

どれだけ深く考えても1回の行動に勝るものはありません。

古事成語から学べることは非常に多くあり、現代にも通じることです。


「百見は一触にしかず」

「百見は一触にしかず」とは板垣恵介による日本の漫画作品「刃牙シリーズ」に登場する人気キャラクター「範馬勇次郎」が作中で残した言葉です。

刃牙シリーズとは?
地下闘技場の最年少チャンピオン範馬刃牙と、刃牙の父で地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を中心とし、様々な格闘家との闘いが織り成す長編格闘ドラマ。
グラップラー刃牙 - Wikipedia

画像1


100回見るより、1回の接触。

つまり体験すること。

100回見ることよりも、1回接触したほうが「知る」過程において有効的であるという意味の言葉です。

範馬勇次郎は「聞いたり、見たりすることよりも実際に闘った方が良い」という風に使っていました。

これは全ての出来事において言えることです。

何をするにしても「見る」ことよりも「触れる」ことの方が本質を早く得ることができますし、実際に体験してからのほうが得れるものが大きく、一気に身に付きます。


「百見は一験にしかず」

「百見は一験にしかず」は「知っていても実行しなければ意味がない」という意味の言葉です。

本来の故事成語の意味を凝縮させたような言葉で、現パナソニックの創業者である松下幸之助さんが残した言葉です。

「いかに的確な判断をしてもそれを為し遂げる勇気と実行力がないと、その判断は何の意味も持たない」

「百見は一触にしかず」とも似た意味合いの言葉ですが、どちらも「見る」だけでは不十分で「体験」「実行」に移さなければ意味はないと物事の本質を教えてくれます。


「考える」「体験」「実行」で自身の世界が変わる

自身の成長には「聞く」「見る」は重要な要素です。

同じ体験でも「聞いたことがある」「見たことがある」という経験があることで得られる質が大きく変わります。

また「行動」に起こさなければ自身の環境は何一つとして変化しません。

「百聞は一見にしかず」、されど「百見は一◯にしかず」

見るだけでなく、その先にある「考える」「触れる」「実行する」ことで世界は大きく変化します。

そのためには「決断する勇気」が必要であり、少なからずリスクはあります。

しかし、自信を変えるには「勇気」を選択することが必要不可欠です。

「見て終わる」ことがないように、次のアクションに繋げましょう。

【パーソナルデータ】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント/ライター
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽Dig
特技:和太鼓

【連絡先】
メールアドレス:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM


いいなと思ったら応援しよう!

S.Uto
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! もしよろしければスキやシェアをしてくださると嬉しいです! また、サポートしていただけましたら、より良い記事を書くために活用させていただきます。