「世の中には白い嘘と黒い嘘があるんだけど、君がついているのは白い嘘だから大丈夫。がんばってね。」
とても有名な投資家の方の前で自分が経営する会社の事業を紹介する機会があって、その際に頂戴したのがこの言葉。
何が大丈夫なんだろうと一瞬かなり不安になったわけですが(笑)、でも後で考えたらなんとなくわかった気がして。
今はまだ実現してはいないので「嘘」なんだけど、いつか必ず実現するという使命や目標と意思があって、自分・自分たちに投じてくれた信用(という名前の付いたお金なり時間なり労力なり)に対して自分たちができる形で返そうと考えている嘘を「白い嘘」、そうではなくて実現する意思もなく頂戴した信用を返すつもりもない嘘を「黒い嘘」というのではないかな、と勝手に納得をしたのでした。
あれから何年か経って。会社は大きくなってはきたけれど未だ右往左往で目標はまだ遥か先、あの時の言葉は未だ白い嘘なわけですが、いつか「白い嘘から出た実」に変えて件の投資家の方にご報告しよう、と心の中に火を灯し続けております。