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外国人労働者初の100万人超え

遅まきながら、先日、当社のメンバーで新年会をやりました。
それぞれ、公私ともに、海外の各地に行ってたりして、少人数なのに、集まるのが大変です。。

ところで、外国人労働者が初の100万人を超えました。

各新聞記事などの概要としては、以下となります。

・外国人労働者とは具体的にいうと、高度人材、技能実習生、留学生のアルバイト、永住者、日本人の配偶者
・昨年10月では90万人だったので、年間10万人増えた。
・日本の雇用の2%が外国人となった
・国別では中国、ベトナムが多い
・外国人材の獲得競争は激化しており、韓国や台湾は人口対比では日本より多い
・日本政府は受け入れ拡大の方針で、今後は2国間協定なども検討する


・外国人労働者の位置付け

ドイツは、昔、トルコからのゲストワーカーによって、道路が整備されたとも言われています。
そして、その後 ドイツは、大量に流入していたトルコからの移民を禁じ、最大契約期間を 9カ月にした制約付きの季節労働者を、今度は、主に農業用として、隣国のポーランドから30万人も受け入れました。

必要に応じて、受け入れるというのも国としてはありうる考え方です。
ただ、それだけでは、真の発展はできないと思います。
労働の質や種類によらず、人材育成という観点が必要だと思います。
一定の条件は、あっても良いですが、育成という観点がなくなると、お互いのメリットが薄れます。

・日本語と育成の考え方

日本で働く外国人労働者は、日本語という世界で最も難しい言葉を習得する問題 があるので、ハードルがあります。
一般的には、経営者に立場が近い人ほど、言葉の問題を越えようと考えており、現場に近い人ほど、言葉を障壁として考えている傾向があります。 言葉の問題が永遠に続くことは、歴史上ありません。

言葉の問題は、ニーズと育成期間があれば、必ず解決をされていきます。

我が日本人も、明治維新の時は、多くの優秀な人が短期間で、外国語を習得して、 海外からの技術やノウハウを導入しました。
もし、言葉の問題で、抑制されている雇用や教育があるとしたら、とてももったいない事だと思います。

そこで、当社フローラ・アミも言語サポートサービスを行っておりますが、 就職や進学などで、目的が明確な人は、非常に習得が早いです。 本質的には、ニーズがあって、育成という考えがあれば、言葉の問題は次第に解決されると考えています。


・リスク

一人でも、多くの外国人を受け入れることが、国を豊かにすると言っても過言ではありません。
今後の企業戦略としても、外国人を活用する事で、収益が上がる時代とも言えます。

では、そのリスクは、どうかというと、他国に比べれば、とても低いと思います。

まず、日本はアメリカとメキシコのような広大な国境を持たないため、入国管理がとてもしやすい国です。
しかも、他国では成功も失敗も事例が、既にたくさんあるので、移民後進国の日本としては、制度整備がしやすいはずです。

また、他国に比べて、犯罪目的や非合法のマーケットを目的として日本に来る外国人は非常に少ないです。
それは、日本の治安などが高いブランドになっており、それを重視する人が来る、 それを重視する人は治安を守る、という好循環を生み出しているからと言えます。

トランプが不法移民の犯罪者は、アメリカから出て行け、と大騒ぎしていますが、そもそも、不法移民が市民権を持てるアメリカと異なり、日本では、
就労や留学などの完璧な資格がないと滞在ができない国です。

不法滞在を目論む外国人は、日本だけはやめておけ、が合言葉です。


・日本は外国人労働者、移民の先進国になれる

ある意味、鎖国とも言えるぐらいの厳格な日本の入国管理制度が、今後はまともな企業や外国人にとって、かえって、プラスになり、移民成熟国家となれることも夢ではありません。

当社フローラ・アミも、毎日、多くの日本での就労希望の外国人と話しますが、日本人の労働市場が停滞しているのに比較して、外国人は日々、量的にも質的にも可能性が上がっている事を感じます。

受け入れる側が、積極的になればなるほど、これから発展できるだろうと思います。


Foreign workers surpass 1 million for the first time as Japan’s labor-strapped companies struggle to find workers.

2017年1月30日 
株式会社フローラ・アミ
代表取締役 前田智之

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