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日本語の取得
日本へ就労する外国人が増加してることに伴い、日本語についての悩み、相談も増えています。
一般的に日本語の評価軸として使用されているJLPT(日本語能力検定試験)にはN1からN5までの5段階があります。
各レベルと、目安の学習時間は以下となります。
N1: 3,000-4,800 時間
幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。新聞社説や評論をほぼ理解。通訳レベル
N2: 1,600-2,800 時間
日常的場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる。簡単な新聞記事、評論を読める。ビジネスレベル
N3: 950-1,700 時間
日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる。新聞の見出しなど内容の大筋理解できる。自然なスピードに近い速さで話しても理解してもらえる。サービスレベル
N4: 575-1,000時間
基本的な日本語を理解することができる。ゆっくりと話せば理解ができる。
N5: 325-600 時間
基本的な日本語をある程度理解することができる。ひらがな・カタカナ・基本的な漢字で書かれた定型文や表現を理解できる。
上記の目安の時間数でも幅がありますが、学習スピードは、本人の意欲や環境にも左右されます。
学校などで強制的に語学学習をさせられている場合は、習得はとても遅いです。日本人の英語もその部類に入るかと思います。
逆に資格や就労など、目的が明確な場合は、習得が早くなります。
さらに、本人が好奇心や面白みを感じると、スピードが段違いに早くなります。
当社もベトナム現地でセンターを準備していますが、そこでは、この学習スピードをいかに早くできるか、ということにもチャレンジしたいです。
日本語の特徴的なものとして、擬態語が多いことです。
にこにこ笑う、さっさと片付けて、など、外国人にはわかりにくいです。
ぱっと立つ、なぜ、ぴっと立つではダメなのか?
しーんとした、というのは、なぜ静かなのか?
このようなことを意味がわからないと苦しむより、面白いと思わないと、習得が進みません。
就労目的で語学を習得する場合、短期的に語学を習得するので、本人の人生的には効率がよいですが、精神力も必要とします。そこでは、ある種の楽しさを取り入れることが重要となってきます。
就労後においても、企業側で、そのような、楽しさをもたらす環境や人材がいることも大きな要素となってくるでしょう。