病気のこと 兵法家伝書
僕はトイレにいくときについつい本をもっていく。適当に開いて読んでみたら,びっくり。
現代語に訳してみると次のように書くことができる。
昨日の稽古のこと。八段の先生と稽古している様子をいつもお世話になっている先生が横からみていらした。稽古後,その先生に挨拶に行くと,「肩にすごい力が入っていて,体が前傾している。あれではスムーズに体がでていかない」
今週の僕の課題は,打つ兆しが見えたら,思い切って打つというもの。今日はそれに加えて,打つ兆しがあったら,うちはじめのときにあるだろう面の位置に打ちこむというもの。「来る!」と思ったら,その場で面。ねらいは面がねよりも少し前。そういう気持ちでずっと稽古をしているものだから,それで,体が前傾していったのだろう。
課題にとらわれるあまり,他のチェックすべき事柄が忘れ去られている。先週は,構えについても細かく意識できていたのに,完全に忘れてしまっている。ひとつのことにとらわれると他のことができなくなるんですね!
課題をもって稽古するのはあたりまえですが,それ以外のこと,できていると思っていることについても,チェックしながら稽古したい。
先生,アドバイスしてくださって,ありがとうございます。その後,撮影していたビデオを見てみたら,先生のおっしゃるとおりでした。重心が右足にのってしまっている。あれでは,ぱっとは出れないかな。