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[ 読了 ] 「世界はまさしく地獄にほかならない。そして人間は一方ではそのなかでさいなまれている亡者であり,他方では地獄の鬼である」(梅田孝太「ショーペンハウアー」 講談社現代新書))
[サイトマップを見る ] A. ショウペンハウエル (著)「自殺について 他四篇」 (岩波文庫) ショーペンハウアーによれば,わたしたちには世界の本当のありようを知ることはできない。わたしたちが知っているのはわたしたちが作り上げた世界だけで,本当の世界ではない。その世界のなかで私たちはただ生きようという意志だけもって,生きようという身体だけをもって生きているという。 恐ろしいことには,わたしたちは世界の本当のありようを知らないから,生きる意味も知らずに,ただ生きよう生
[ 読了 ] 「人生から何かを期待してはいけません。あなたの人生が,あなたに何を期待しているのか,それに気づくことが大切です」(フランクル「夜と霧」(みすず書房))
[サイトマップを見る ] 死ぬか生きるかが偶然によって決まるのならば,仮に生き抜いたとしても,そんな人生に意味はあるのだろうか。 第二次世界大戦中,ヨーロッパではナチスによるユダヤ人絶滅計画が実行されていた。ユダヤ人精神分析学者ヴィクトール・フランクルが自身のナチス強制収容所体験をつづったのが本書「夜と霧」(みすず書房)だ。 ヴィクトール・E・フランクル (著)「夜と霧 新版」(みすず書房) なぜ神様はこんな過酷は人生をひとびとに与えたのか。その意図を知ることはわたし