【#ラーメン店に行こう】東京23区の絶品煮干しラーメン屋さん 15選
落合陽一さん主宰の「落合陽一塾」では、時事ニュース、最新の論文、エンタメ、ネットニュースなどを皆で探索し、議論を深めます。これにより、知的好奇心が刺激され、新しい知識や普段出会わない視点に触れることができます。
「落合陽一塾」には部活動が存在し、私は「グルメ部」に所属しています。
落合陽一塾グルメ部では、通常なかなか訪れる機会のない絶品のお店を探訪したり、美の意識や文化的な教養を深める活動をしています。ここで新たな友人を見つけ、共にモチベーションを高め合いながら、各自の「好き」という感性を共有し合っています。
部員は日本だけでなく、ドイツやベトナムなど世界各国から参加しています。この多様性が日々、多くの人々に魅力として感じられています。
近頃の1ヶ月間で、私は東京23区のラーメン店に興味を持ち始めました。今回、実際に訪れた店での経験や店主からの話をもとに、ラーメン業界の切実な状況と共に、私がおすすめするラーメン店をまとめます。
“ブーム”の後のラーメン業界!過酷なる現場のリアル
約10〜15年前と比較して、メディアにおけるラーメンの取り上げ頻度は減少しています。一時期のラーメンブームは過ぎ去り、コアなファンが中心となってラーメンを楽しむ文化が形成されている傾向です。
そして、昨今の物価上昇に伴い、ラーメンの価格も1,000円を超えるメニューが増えてきました。かつて「1,000円の壁」として語られていた価格帯を超えることが一般的となり、多くの消費者にとっては食事の選択肢としてのハードルが高まっています。
さらに、大手コンビニエンスストアは外食と変わらないサービスを提供。専門店並みのクオリティを持つラーメンや、手頃な価格のカップラーメン、ミニサイズのラーメンを提供しています。
このような競争の激しい状況の中、特に個人経営のラーメン店は、日々独自の工夫やサービスで顧客を引きつける努力を続けています。
東京23区煮干しラーメン巡り:絶品15店舗食べ歩き!
煮干しの価格が近年高騰していることは、ラーメン業界において大きな課題となっています。2022年に始まったこの高騰は、2023年にも続いており、大貧漁の影響で価格はさらに跳ね上がっています。中には「煮干しの価格が約2倍になった…」と話す店主も少なくありません。このような中、良質な煮干しを見つけ出すことが一層難しくなっています。
それでも、厳しい状況に屈することなく、質の良い煮干しを工面し、変わらぬ味を提供し続ける東京23区の煮干しラーメン店があります。
ここでは、そんな絶品の煮干しラーメンを提供する15軒のお店をご紹介します。
中華そば屋 伊藤
東京・王子神谷の「中華そば屋 伊藤」。
無駄を一切排除した究極の一杯。
そしてこのビジュアルと存在感は圧倒的。
秋田・角館「自家製麺 伊藤」の店主の実弟が2004年に首都圏に暖簾分けで進出したことが、昨今の煮干しラーメンのブームの火付け役とも言われています。
中華ソバ 伊吹
東京・板橋区の圧倒的存在「中華ソバ 伊吹」。
煮干しラーメンでラーメン職人からも絶大な信頼を勝ち得ている名店。
「好きな方のみご来店をお願いします」と強烈なメッセージが入り口に掲げられており、そのこだわりと自信が伺えます。
中華蕎麦 蘭鋳
東京・方南町の隠れ家的存在「中華蕎麦 蘭鋳」。
麺メニューは、シンプルに『中華そば』と『味玉そば』のみ。
このシンプルなメニューには、深いこだわりと熟練の技が込められています。
技法と素材の選び抜かれたバランスが、心地よい食べやすさとして表れ、アッという間に完食してしまうことでしょう。
中華そば 児ノ木
東京・落合にある「中華そば 児ノ木」。
動物系を一切使わずに煮干しのみで表現されるこのスープは、手間ひまをかけて調理されています。
約10kgの煮干しを水出しという独自の方法で抽出し、沸騰させずに丁寧に長時間煮込むことで、苦味やえぐみを抑えた深い味わいが生まれています。
中華そば 西川
東京・砧の「中華そば 西川」。
店主が東京・永福町の名店「永福町大勝軒」での修行時代に培われた技術と情熱は絶品の一杯。
煮干しの深い旨み。その独特の苦味、甘味、酸味が口の中で融合し、一瞬で魅了させられました。
亀戸煮干中華蕎麦つきひ
東京・亀戸の「亀戸煮干中華蕎麦 つきひ」。
店主の愛くるしい笑顔、豊富な経験と情熱を感じさせます。
店主は亀有の名店『つけ麺 道』のご出身で、実力者です。
店主の経験と情熱、そしてその愛くるしい笑顔が、一杯に込められているのを感じることができました。
煮干しつけ麺 宮元
東京・蒲田の「煮干しつけ麺 宮元」。
店主・宮元達宏さんの存在感は健在。
新宿の『煮干ラーメン凪』や新小岩の『麺屋 一燈』といった名だたるラーメン店での修行を経て、独自の一杯を提供しています。
一杯一杯に宮元店主の情熱とこだわりが詰まっており、その中毒性の高さに心から感動しました。
煮干そば 流。
東京・十条にある煮干ラーメンの名店、「煮干そば 流。」。
2018年から毎年、東京ラーメン・オブ・ザ・イヤーTRYの煮干し部門で優秀賞を獲得するなど、その評価は極めて高く、食べログ百名店のラーメンTOKYO部門にも名を連ねています。
陽はまたのぼる
東京・綾瀬の「陽はまたのぼる」。
店主は、東京・入谷の名店「麺処 晴」で修行された方。
晴と同じ煮干し系の一杯を提供していますが、師匠とは異なる煮干しを使用し、異なる炊き方で、また違った煮干し系の一杯を提供されています。
らぁめん小池
東京・上北沢の「らぁめん小池」。
ミシュランガイドにもその実力を認められた名店。
そのクオリティは高く、一杯一杯に真心がこもっていることが伝わってきます。
丼のセンターに美しく盛り付けられた真空低温調理の豚肩ロースチャーシューは、そのピンク色が鮮やかで目を引く一品は、柔らかくてシルキーな口当たりはまるで高級料理のよう。
西永福の煮干箱
東京・西永福の「西永福の煮干箱」。
2021年9月28日に開業した「西永福の煮干箱」は、「BonitoSoupNoodleRAIK」、「貝節麺raik」に次ぐ3号店。
その力強さと豊かな風味が特徴的な一杯を提供しています。
なんといってもスープのこだわりがスゴい。
永福町 大勝軒
東京・永福町の「永福町 大勝軒」。
60余年の長きにわたり、ラーメン愛を貫いてきた老舗の雰囲気を、店内に一歩足を踏み入れた瞬間から感じることができます。
昭和の香りが漂う時代の背景を思わせる空間。
毎度、驚かされる器とレンゲの大きさ。これぞ、大勝軒のダイナミックさ。
麺や 七彩
東京・八丁堀にある「麺や 七彩」。
東京23区内で群を抜く特徴的な喜多方らーめん。
一歩店内に足を踏み入れると、その製麺への熱いこだわりを感じることができます。
注文を受けてから、手打ち製麺スタイルは、新鮮で独特の食感を持った麺を楽しむことができます。
新橋 纏
東京・新橋の「新橋 纏」。
スープの上品さ。煮干の香りはもちろん、昆布やシイタケ、貝類、そしてカツオ節の深みが織りなす複雑な香りと味。
味のグラデーションを感じることができ、それぞれの香りや味が絶妙に組み合わさった、そのハーモニーが一杯の中で見事に調和されていました。
麺屋 ねむ瑠
東京・本郷にある「麺屋 ねむ瑠」。
店主・松原昭彦氏が44歳の時、2015年9月に独立して開業したこのお店。
烏賊の香りとそれを包み込む多彩な味わいのハーモニーを楽しむことができる、まさに絶品の一杯でした。
私について
東京・板橋区在住の41歳、男性。
2018年8月までラーメンBlogを書き、食べログにレビューとまとめ記事を残し、約2万人が登録する「大好きラーメン!」というFacebookページを運用してました。
今回を機に、約5年ぶりにラーメン店を訪れ、許可を得て撮影した後食べる、ラーメン店巡りを再開しました。
また、クッキングBlogも書き、2017年12月にcookpadに掲載したカオマンガイの記事が人気検索記事Top10入りしました。
さいごに
煮干しラーメンには様々なタイプがあります。
煮干しのみを水出しして作るクリアで優しい味わいのものから、豚骨や鶏と合わせた濃厚なタイプまで。さらに、青森や瀬戸内など、地域ごとの特色を持った煮干しラーメンも楽しむことができます。
今回は東京23区の15軒のお店をご紹介しましたが、さらなる情報の提供やページの更新を続けていく予定です。
また、他に東京23区の塩ラーメン、味噌ラーメンについてもまとめました。
あなたのお気に入りの一杯が見つかれば嬉しいです。