
読書感想:情報に踊らされない方法
今日の本は、子供向けの実用書(?)です。世に発信される情報が正しいのか否かをチェックする必要があるよと説いた本。
おススメ度★★★★
本:コロナの時代を生きるためのファクトチェック
作:立岩 陽一郎 さん
出版:講談社
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お話
誤った情報が爆発的に広まることをウイルスが拡散することを意味する「パンデミック」をもじって「インフォデミック」と呼んでいる。
著者が伝えたいことは、インフォデミックに負けない自分を作っていく術。それを今、直面しているコロナ禍に関する情報について具体的に取り上げて説明した本
まとめと感想
この世の中、膨大な量の情報にあふれていて、どれが正しくてどれがガセか、
どの情報が悪意を持って拡散された偽のものかを自分自身で責任も持って判断しなければ
ならないんだな。と強く思った。
また、このご時世、自分自身が、悪意を持って拡散された情報を更に拡散してしまう可能性があることを実感できて、少し怖くなった😨
以前に比べて、情報発信をとても簡単にできる分、発信する情報にも責任を持たなきゃ😨
この本に挙げれれている情報はどれも去年、今年の間に聞いたことがある情報だったのが、ファクトチェックの必要性を強く感じれた要因な気がした。
読むなら、今かも。
立岩さんはほかにも大人向にも本を書いているけど、導入としては、この本かなと思った。分かりやすい。
ファクトチェックを専門にしている機関があることも、恥ずかしいが、この本を読んで初めて知ったよ💦
情報拡散されたタイミング、発信元の特定。さらに情報の裏どりを細かくしてく作業…
気が遠くなる(笑) これからは、ファクトチェックしている機関の情報を積極的にとりにいこうと思った…
さて、そんなファクトチェック。情報を評価し、発表するのだから、細かいルールが存在する。
下にまとめたので、参考にしてほしいです♪
【ファクトチェックの5つのルール】
1. 非党派性と公正性
同じ基準を用いて行う
2. 情報源の透明性
ファクトチェックの結果を、第三者に検証してもらう必要がある。
=結果を導き出した情報源を可能な限り詳しいく提供する必要がある
3. 財源・組織の透明性
ファクトチェックに参加する側もどのような職業に就いているかを詳しく説明し、所属している組織の構造や法的地位についても説明する必要がある
読者がファクトチェックする側の人間とも連絡を取る方法を明示する
4. 方法論の透明性
ファクトチェックする情報をなぜそれをチェックする事になったかの根拠、調査、執筆、公表した人を明らかにし、ファクトチェックに誤りがある場合の訂正方法を説明する必要がある
5. 明確で誠実な訂正
4.の実践:訂正記事を明確に透明性を持って表示する
要は…
公正性と透明性を常に考えるということ
政治的な立ち位置に左右されない事を原則とすること
大事なこと…
立岩さんは、本の中でこう述べている。
ファクトチェックとは
「誰かの発言に対して批判する事ではありません。」
「事実を提示して、発言内容が事実と言えるのか、間違っているのかを指摘する作業」
決して発言者の人格を否定するものではないのである。
これは、日本人が苦手としてる事かもしれない。
ファクトチェックで『がせネタ』だと書かれても、『発言が間違っている』と指摘されても、それは、その情報についてだけで、決して、発信者の事をダメ出ししているわけではないのだ。
そのあたりの事も、私たちは自分の中で育てていかなきゃならないと感じた。
けがれた大人の感想
大事なのは分かった。ルールも…
だけど、今後も膨大な情報に踊らされている自分の未来が見える😨
自分で判断すると言う権利は手放さずにいたいなぁ😵💨
まずは、情報をみたときに、『ホントかな? 出典はなにかな?』と思う癖をつけるようにしたい…
#本が好き
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#情報を疑う