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絵本の感想文:心から、宇宙に行きたかったんだねネズミさん。あんたスゴイよ
今日紹介する絵本の主人公はネズミ🐭
先週、この本の新作を宣伝で知って、イラストの美しさに、過去の本をまず読みたくなってね🎵
おすすめ度★★★★
読み聞かせ度★★★
歴史勉強度★★★
タイトル アームストロング 宙飛ぶネズミの冒険
作 トーベン・クルーマン さん
訳 金原 瑞人 さん
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お話
実は、宇宙に飛び立つ技術も月面に初めて降り立ったのもネズミ、初めて月から無事に地球に生還したのも実はネズミ🐭だったという物語😁
ネズミが必死に月に行こうとがんばります…人間に邪魔されてもね✨
感想
本当にイラストが美しいです!チラッと1作目に登場した先達であろうネズミも登場(想像だけど(笑))。にくい演出だね。
推測だけど、かってに人の家の物置の望遠鏡で月を観察してる小さなもふもふがかわいい。かの有名な動物ファミリーの好きな方にもぜひ!オススメ♪
途中に出てくる月と星の情景も、今の日本では見れないくらい美しく描かれてる。
ジブリ映画の借りぐらしのアリエッティの様に人の物を拝借して、人の大学のランプの傘で講義を受けて、宇宙船(スペースシャトルそっくり(笑))を設計、宇宙服まで作っちゃうところが、『好きで好きで、月に恋い焦がれる』とこからきてるんだろうな。
好きだから実行する。素敵なことだけどだんだん忘れちゃうよね。ちゃーんと実史に基づいて、アメリカの宇宙飛行士のあの方も登場する。イラストでは、文章にない事を想像させるような絵がたくさん描かれていて、隅から隅まで見て、想像して楽しめる。人が宇宙船開発を躍起になって取り組んでる冷戦時代もしっかり描写してる。これは勉強にもなるな。
月に恋い焦がれるネズミさん。実は、アメリカの某組織も認めてて、トップシークレットとして情報は守られてるというところも、なぜ、タイトルがアームストロングになってるのかもちゃんと最後にはわかるのもニヤリとしちゃう。この本が好きになった。
あ。あとは、物語が終わったあとに、宇宙飛行の歴史が紹介されてるのも楽しみがますポイントかも。
作者のトーベン・クルーマンさんは科学系の大学を卒業されてる。飛行機や宇宙船の設計図が細かいのはそのせいなのね。とも思った。
満足の一冊。
けがれた大人の感想
ネズミ!行動力ありすぎ!
ひとなら2回は死んでるよ!
本とは直接関係はないけど、そういえば、ベルリンの壁の欠片が学校にあったな。あれももう歴史の1ページなのね。