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2020年12月の記事一覧
SDGsのキーワード:2050年と1.5℃
2020年12月、菅内閣が「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を宣言しました。自治体でも、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにし、世界の平均気温を産業革命前の1.5℃上昇までに抑える取り組みが始まっています(例:東京都、京都市、北茨城市、北杜市など)。こうした取り組みがSDGsとどう関係があるのかをまとめてみました。
なぜ、「2050年までに二酸化炭素の排出量をゼロ?」
グリーン・リカバリーと気候変動
コロナからの復興とSDGs
コロナによって2020年の経済活動は大打撃を受けました。一方で、気候変動からみたSDGsのゴール達成には好機にもなっています。世界中で社会経済活動が停滞したことから、温室効果ガスの排出量が大幅に削減されました(図1)。通勤を制限されたことから、公共交通機関が大幅に減便されたことも一因です。特に、飛行機の運航への影響は大きく、ヨーロッパでは約90%もの減便が実施されていま
気候変動時代の対策 緩和策と適応策
あらたな気候変動対策 ―適応策気候変動適応とは、「現在さらには今後予測される気候とその変化、そしてそれらのもたらす影響に対する調整の過程」です。地球温暖化による気候変動を緩和する取組(緩和策)として、温室効果ガスの削減が世界的に進められています。日本政府も2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。しかし、コロナによって全世界の経済がか
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